信用金庫と銀行の違いとは【考え方】
2016.10.20

株式会社AWARDの渡邉です。皆さま信用金庫と銀行の違いはご存知ですか?なんとなく、

小さい銀行=信用金庫

と思っている方は多いのではないでしょうか。銀行も信用金庫もお金を預けることができ、事業主にとっては融資を受けることもできる点でサービスの内容は似通っていますよね。しかし、この2つの金融機関は基になる法律も違ければ、対象とされている顧客も異なるのです。

まず銀行は株式会社です。株をやっている方でしたら、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行の株が市場で売買されているのをご覧になったことがあるかと思います。では株式会社は誰のもの?という議論がなされることが良くありますが、株主会社の場合は株主がその会社に関する権利をもっていることになります。そのため株式会社である銀行が考えなくてはならないのは株主の利益であり、主な取引先は大企業となっています。

これに対して信用金庫は、株式会社ではありません。そして信用金庫はその地域の方々が利用者・会員となって地域の繁栄を目的とする協同組織の金融機関となります。そして主な取引先は中小企業や個人です。株式会社のように利益第一主義ではなく、会員すなわち地域社会の利益が優先されることになります。さらに、営業地域は一定の地域に限定されているのに加え、預け入れされた資金は地域の発展に生かされている点も銀行と異なるところとなります。

それぞれの違いを書き出してみると、

【準拠法】
銀行…根拠法
信用金庫…銀行法

【組織】
銀行…営利法人
信用金庫…非営利法人

【会員資格】
銀行…なし
信用金庫…地域に事業所がある人、地域で勤労する人

のようになります。信用金庫が非営利法人として位置づけられているのは何だか驚きですよね。基本的な貯蓄、投資、融資等の役割は銀行と同様に担っているので、あまり意識している方はいらっしゃらないのではないでしょうか。さて、ではこのような銀行と信用金庫2つの金融機関の性質の違いを私たちはどのように活用していけば良いのでしょうか。この点については次回のコラムで紹介させて頂きたいと思います。

 

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