iPhoneからみる円安

ライフプランニング

株式会社AWARDの渡邉です。

iPhoneからみる円安

というテーマで今回はご紹介していきます。Appleは日本時間9月13日にイベントを開催し、iPhone 15シリーズを含む新製品を発表しました。

発表されたiPhone15の価格から現在の日本の状況がみえる部分がありますのでご紹介させていただきます。

1.過去3シリーズの価格の推移


今回発表されたiPhone15。128GBモデルでは124,800円となりました。この価格を皆さんはどのように感じられるでしょうか?

ちなみに同モデルの過去3シリーズの価格を見ると、

iPhone13:98,800円

iPhone14:119,800円

iPhone15:124,800円

となっています。どんどん値上がりしているのがわかりますよね。

しかし、この間、実はiPhoneは値上げをしていません。正確に言うと、米国での米ドルでの価格は変わらず、

799ドル

となっています。円安の影響で日本で販売されているiPhoneの価格が上がっているように感じる、ということですね。

2.為替レートを見ると


ちなみにそれぞれのiPhoneの発売日と為替レートも見てみると、

iPhone13
2021年9月14日
1ドル=110.05円

iPhone14
2022年9月16日
1ドル=143.11円

iPhone15
2023年9月22日
1ドル=147.32円
(発表9月13日のレート)

米ドル対円相場(仲値)七十七銀行

となっています。値上がりの要因に納得ですよね。iPhone13の発売日からはかなり円安が進行しています。

3.円の購買力


こうしてiPhoneの価格推移を見るだけで、円だけを保有していると海外の製品の購買力が弱まっていくことを実感できるのではないでしょうか。

海外のブランド物なども、最近どんどん値上がりしています。

同じ値段で日本国内で販売していたら、海外の企業からしたらぜんぜん利益がでない、ということも起こってくるわけですから、やむを得ない状態です。

資産防衛、という観点からいくと、すこしでも外貨を保有していくのが大切です。積極的に海外に目を向けていただければと思います。

4.まとめ


iPhoneの価格推移から円安の影響をご紹介させていただきました。日本円建てでは価格が変わっていても、ドル建てでは価格が変わっていないという事実。

ちなみに米国でもインフレは起きていますから、米ドルベースで様々な製品の価格が上昇すると、インフレ&円安のダブルパンチでわたしたちの生活は影響を受けることになります。

資産を目減りさせないような運用を心がけていきましょう。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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