株式会社AWARDの渡邉です。
Metaの新サービスThreads
がビジネス界隈で話題になっています。
Twitterへ対応するMetaのアプリとして登場したようですが、どのような強みがあるのでしょうか。
まだサービスが始まって間もないですが、現在わかっていることについてご紹介していきます。
1.Metaの手掛けているSNS
Meta社といえば、元々の名前はFacebook。その名の通り、世界中を席捲したSNS、Facebookを開発したマーク・ザッカーバーグが立ち上げた会社です。
現在、画像と動画のSNSとして多くのユーザーを獲得しているInstagramもMeta社は保有しています。Instagramは元々別会社が運営をしていましたが、2012年4月9日にFacebookが買収しました。M&Aの歴史の中でも最も有名な案件の一つであると言われています。
こうして現在のMeta社はFacebookとInstagramという2つの巨大なSNSを運用する会社になっています。ThreadsはそんなMeta社が仕掛ける3つ目のSNSである、と位置付けることができそうです。
2.ThreadsはどんなSNS?
ThreadsはTwitterに対抗するSNSとして開発されたようです。Twitterでは直近で急な閲覧制限がかかる事態があったのですが、その混乱に乗じてThreadsのリリースが早められたと言われています。
Threadsの機能としては、
・1投稿につき500文字書ける
・リンクが貼れる
・動画が10枚貼れる
・最大5分の動画が貼れる
・いいね、再投稿ができる
・引用やシェアができる
といったものになっています。他のSNSの良いとこどりをした機能となっていますね。Instagramと連携させてアカウント作成をすることができるとのことです。
3.現在の動き
Threadsにはリリースから2時間ほどで200万人が登録し、現在は1000万人以上の方が登録しているとのことです。この勢いが続くかは未知数ですが、過去にも音声のSNSであるClubhouseが一時的に大流行してすぐに廃れた、という記憶をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今のところユーザーは発信者が中心になっており、ビジネスでの利用を目論んでいる方が多い状態なので、一般のユーザーが利用するようになることが今後発展することでは不可欠になりそうです。
現在は、Youtube、Facebook、TikTok、Twitter、Instagramなど多くのSNSが群雄割拠です。Threadsはメタ社がやっている文字中心のSNSであることを考えると、Instagramと連動しながら、Twitterからのユーザー獲得が進めば一定の地位を手に入れる可能性もあります。
ビジネスでSNSを利用したい、という方は新たなSNSが始まること自体が珍しいので、情報発信を頑張ってみるのも良いのではないでしょうか。
なおThreadsのリリースを発表した際にMeta社の株は一時的に上昇しましたが、その後の株価は落ち着いてきています。投資家も様子を伺っている状態ですね。
4.まとめ
Meta社が新たなSNSとしてThreadsをリリースしました。まだユーザーはビジネス系の発信者が中心となっており、今後大きく成長していくかは未知数なところがあります。ただし、FacebookとInstagramを運営するメタ社の新しいSNSですから、一定の規模までは成長していく可能性が高いでしょう。
新しいSNSが誕生することは珍しいことですし、発信を頑張っていきたい、という方は始めてみるのも良いかもしれませんね。他のSNSからのユーザーの移動が起きるのか、今後注目したいと思います。