株式会社AWARDの渡邉です。
ここ数年、数か月の
AI(人工知能)の進歩
が目覚ましいのを、皆さんはご存じでしょうか。
非常に便利なAIが続々と開発されていますが、イーロン・マスク氏や人工知能(AI)専門家、業界の重要な人物たちが、AIシステムの開発を6か月間停止するよう呼びかけています。
今回は、
1.AIとは
2.ChatGPTとは
3.AIの安全性に対する課題
といった流れで、最近のAI開発の流れについてご紹介させていただきます。
1.AIとは
AI(人工知能)は、人間のような知的なタスクを実行するための技術です。
AIは、コンピューターシステムがデータを分析し、パターンを特定して予測モデルを構築することで、自然言語処理や画像認識、自動運転など、多くの分野で活用されています。
わかりやすい例ですと、チェス、囲碁、将棋などのプロをAIは過去破ってきており、現在ではこれらのプロが研究のためにAIを利用していることで知られています。
上手に利用することができると、AIの技術は人間の仕事を大いに効率化してくれることが期待できます。
2.ChatGPTとは
そんなAIが一気に広まってきたのは、ChatGPTというAIが立役者になっています。
ChatGPTはOpenAIが開発した自然言語処理技術の1つで、人間のように自然な会話をすることができ、様々な問いかけに対して自然な言葉で答えてくれます。
このChatGPTは個人でも利用することができ、多くの方が仕事でのアイデア出しや検索などで利用し始めています。
ちなみにChatGPTを開発したOpenAIは、創設時にイーロン・マスク氏が共同設立者の1人として名を連ねています。マスク氏は現在OpenAIの運営には直接的な関与はしてませんが、AIの研究や開発を支援するための資金提供は継続して行っていることが知られています。
3.AIの安全性に対する課題
こうしたAIに関して、マスク氏や人工知能(AI)専門家、業界の重要な人物たちが、システムの開発を6か月間停止するように求めています。その理由は、AIの安全性に関する懸念が高まっているからとなります。
AIの危険性に対する指摘は過去から多く行われており、
・自動運転車が交通事故を引き起こす可能性
・人工知能による不正行為や差別的な意思決定が行われる可能性
などが指摘されてきました。
さらに、高度なAIの開発が進んでいることで、
・AIが導く結果が人間に直接影響を与えうること
・AIが自己学習し進化する可能性があること
などが、さらなる危険性として生まれてきているような状況になります。
こうした問題を解決するために、AIの利用に関する規範の策定は喫緊のテーマになりそうです。規範が明確にされることで、AIの開発者はAIの安全性と信頼性を向上させることができ、利用者は安全にAIを利用できるようになると言えます。
4.まとめ
AIは、人工知能を使って人間のような知的なタスクを実行する技術です。ChatGPTというOpenAIが開発した人間との自然な会話ができるAIが急速にAIの発展を後押ししています。
しかし、AIの急速な発展に伴い、その安全性に対する懸念が高まっており、AI利用に関する規範の策定が必要であることが指摘されており、6ヵ月間の開発の停止を求める公開書簡をマスク氏らが発表しました。
AIは今後も進化が続いていくでしょうし、インターネット、スマートフォンなどの登場と同じように世の中の構造を大きく変えるインパクトを持つ技術です。キャッチアップしながら、上手に利用していきましょう。