ポケモンGO配信開始【経済】
2016.7.23

株式会社AWARDの渡邉です。昨日7月22日、ついにポケモンGOが配信開始されました。コラムを読んでいる方の中でも早速ダウンロードしてみた方は多いのではないでしょうか。わたしも小さい頃に初代のポケモンをやっていた世代ですので、試しにダウンロードしてみました。街中でもポケモンGOについての会話が聞こえて来る場面を多く見かけたように思います。

さてポケモンGOの発売で株価を大きく上げた任天堂。一時期は株価は2倍超になり、時価総額は1兆5千億円以上になりました。ポケモンGOは6日にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国で先行配信されたのですが、たった4日間でアメリカのみでのダウンロード数が750万超えということですから、今後どこまで世界でダウンロードされるのか想像もつきません。しかし、今回のポケモンGOの大ヒットの任天堂の業績への影響は限定的である、とも言われています。

今回のポケモンGOを開発したのは、実は任天堂ではなくNianticというアメリカの企業になります。設立当初はなんとGoogleの社内スタートアップだったという企業ですが、アメリカで絶大な人気を誇るスマホゲームIngressを生み出したことでも知られています。そしてポケモンGOによって得られる利益は、株式の持分に応じた計上になることが決まっており、任天堂は『ポケモン』というコンテンツを名義貸ししたという立場になっているそうです。実際に任天堂からは「当社の連結業績に与える影響は限定的」「直近の状況を鑑みても、現時点では業績予想の修正は行わない」といったコメントが発表されています。大ヒット作品になるのは間違いなしのポケモンGOですが、どのくらい任天堂にとっての影響があるのかはライセンスの提供時にどのような契約を結んでいるかによりそうですね。

しかし、今回のポケモンGOの人気は任天堂の他の事業に取っても良い影響がありそうです。例えばユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は2020年の東京オリンピックまでに任天堂と提携して新エリアをオープンさせることを計画しています。こちらの投資額は現在USJで人気を博しているハリーポッターエリアを上回る投資額となるそうです。任天堂の持つ魅力というのは、過去に培ってきた自前のコンテンツが豊富にあることです。当然ポケモン以外にも『マリオ』『カービィー』といった他の人気キャラクターも登場してくるはずですが、今回のポケモン旋風はこういった計画にとっても大きな後押しになりそうです。妖怪ウォッチなどの他企業のコンテンツとの競争にさらされながらも息が長く愛される任天堂のコンテンツ。今後どのような任天堂の戦略が進められるのか楽しみですね。

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