日本人の金融リテラシー

ライフプランニング

株式会社AWARDの渡邉です。

皆さんはご自身の金融リテラシーに自信はありますか?

『金融リテラシー』自体、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。本日は、お金と上手く付き合うための金融リテラシーをテーマとして取り上げて解説させていただきます。

1.金融リテラシーとは

2.世界の中での日本人の金融リテラシー

3.金融リテラシークイズ

といった流れでご紹介させていただきますね。

1.金融リテラシーとは


「リテラシー」とは、もともと「読み書きの能力」を意味する言葉です。「識字率」といった言葉とも似た意味になります。

ただし、現在の使われ方としては「ある分野に関する知識や能力を活用する力」を指すことがほとんどとなっています。

ビジネスの場では「情報を適切に理解、解釈して活用すること」というニュアンスで使われ、本日のテーマである金融リテラシー以外にもITリテラシーといった言葉も存在しています。

つまり、金融リテラシーとは「金融や経済に関する知識や判断力」であり、金融リテラシーが高いほどお金と上手に付き合える可能性が高いと言えます。

2.世界の中での日本人の金融リテラシー


さて、そんな金融リテラシーですが、日本人は世界の方々と比較して低いという調査結果があります。

米国の格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、2015年に世界各国を対象に実施した「グローバル・ファイナンシャル・リテラシー調査」によると、日本人の金融リテラシーは、G7の中で6位、世界では38位でした。

G7の中では最下位のイタリアに次ぐ低水準であり、38位という順位は南アフリカとほぼ同順位です。日本は世界の中でも金融リテラシーが決して高くない国であることがわかります。

こうした現状も踏まえてなのか、日本では18歳以上の個人の金融リテラシーの現状把握を目的とする大規模調査が2016年から3年毎に行われています。最新の調査は2022年の2月に行われました。こうした調査結果を、米国、英国、ドイツ、フランスなどと比較すると、やはり劣っている傾向があるようです。

3.金融リテラシークイズ


こうした話を聞くと、ご自身の金融リテラシーがどのくらいか気になるのではないでしょうか?

そこで、こちらでは金融広報中央が用意している金融リテラシークイズのリンクを貼らせていただきます。

金融リテラシークイズ

 

たった5問ですから、1~2分程度でできるのではないかと思います。ちなみに、この記事を書いた時点での全国平均の点数は50.6 点。若い方の方が正答率が低い傾向があるようです。

どの設問も早いうちから知っておきたい内容となっています。良かったら試しにやってみてくださいね。

ぜひ金融リテラシーを高めてお金と上手に付き合っていきましょう。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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