世界的に出生数激減?
2021.5.6

株式会社AWARDの渡邉です。

米国で2020年の出生数が1979年以来40年ぶりの低水準になったとのことです。この出生数の減少は日本でも同様の傾向が表れています。人口が増えている、というのは経済成長が持続的であるために重要な要素です。

新型コロナウイルスは、目の前の経済状況だけでなく、超長期的な世界の成長にも大きな影響を与えていく可能性があります。

米国の出生数は4%減


2020年の米国の出生数は2019年に比べて4%減少したとのことです。6年連続の減少ではあるのですが、1979年以来約40年ぶりの低水準となる360万人ほどの出生数となっています。

1人の女性が生涯に産む子供の数を合計特殊出生率と言いますが、2020年の米国では1.64と過去最低を更新しています。人口の維持に必要とされる合計特殊出生率が2.1ですから、現在の水準だと人口は徐々に減っていきそうです。

新型コロナウイルスの影響は2020年の2月頃から本格化してきました。その後に病気や金銭面への不安から妊娠・出産を見送った方々が増えたとするならば、2021年はさらに出生数・合計特殊出生率が減っていく可能性も高いと言えるでしょう。

日本の場合は?


日本でも新型コロナウイルスによる出生数の減少は起こっているようです。まだ完全なデータは出ていないのですが、厚生労働省が発表している妊娠届出数などから出生数が、

2019年:86.5万人

2020年:84.0万人

2021年;76.9万人

と急激に減少していくといった推計を出している方などもいらっしゃいます。

実際のところ、今年1月の出生数は2020年1月と比べマイナス14.6%の6万3742人だったとのことです。新型コロナウイルスの影響による出生数の減少が長期化した場合は、かなり影響は大きくなりそうですよね。

不確定なことは多い


出生数というのはある程度は予想がされているものですが、新型コロナウイルスの影響による出生数の減少は2019年以前は全く予想されていなかった部分になります。人口が少なくなる=経済成長の勢いが弱くなる、というのは十分にあることで、今後数十年後にじわじわと影響が出てくるかもしれません。

投資の世界では過去のデータを元に今後の予測が語られることが多いですが、人口減少が進む時代と人口が増え続けていた時代とを単純に比較するのは、難しいかもしれませんね。未来は不確定な要素が多いことを考えながら、色々と行動していけると良いのではないでしょうか。


執筆者:渡邉亮

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