株式会社AWARDの渡邉です。
いざというときに役立つ、銀行や消費者金融のカードローンやフリーローン。短い期間でまとまったお金を借りることができるのはとてもありがたいことかと思います。
しかし、こうした借入は高金利であることが特徴です。本日は高金利での借入がどのくらい不利かについてご紹介していきたいと思います。
まず、ある銀行のカードローンのシミュレーションをご紹介します。例えば200万円を金利12%で借り入れたとしましょう。これを月々銀行が定めた約定返済額(最低返済額)で返済を続けた際の返済期間、累計支払額、累計利息は、
返済期間:37年7か月
累計支払額:5,719,883 円
累計利息:3,719,883 円
となります。この結果を見てどう思われるでしょうか?最初に200万円を借り入れて銀行指定の最低返済額で返し続けた結果、実際に借りた金額の3倍近くを支払うことになってしまっています。
金利12%と言われるだけだと、どのくらいのコストを利息として支払うのかピンとこない方は多いのではないでしょうか。この金利に関するコストをざっくりと求めるのは非常に簡単で、
200万円×12%=24万円
という利息が1年間あたりにかかると考えればOKです。実際には月々借り入れている元本が減っていくので、この通りの数字にはならないのですが、いかに利息というコストが大きい存在かは感じられるかと思います。
ちなみに住宅ローンを借りるときなども、この考えは使えます。例えば住宅ローンの残高が3000万円で金利1%だった場合、支払っている金利は1年あたりで、
3000万円×1%=30万円
ほどとなります。金利の部分はいくら払っても自分が借りたお金の返済に充てられているお金ではありません。単純なコストで毎年これだけ払うことになる、というのは借りる前にサッと頭で計算すると良いでしょう。
基本的には高金利での借入は利用しないのがお金持ちになる上では鉄則です。
・お金を借りた後に返済できる明確な計画がある場合
・そのお金を借りたことで大きな経済的な価値を生み出せる場合
以外では高金利での借入は避けるようにしましょう。金利の力は投資のときには心強い味方となりますが、借入をするときには大いに負担としてのしかかってくることを認識しておくことをお勧めいたします。
こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。