金融機関との付き合い方
2020.10.14

株式会社AWARDの渡邉です。

皆さんは金融機関と良いお付き合いはできていますか?また、金融機関にお勤めの方は、顧客と良いお付き合いはできていますでしょうか?

金融の世界において、顧客と金融機関の関係性は相互に十分に理解をしておく必要があります。本日はそんなお話をさせていただきたいと思います。

利益相反の関係性


WIN-WINという言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは取引をする上でお互いにとって良い状態になることを指しています。WINは『勝つ』という意味ですから、どちらも勝てる取引、と言い換えることができるでしょう。

本来顧客と金融機関の関係性もこうであるべきです。顧客にとっても良い商品を購入ができて、金融機関側も手数料で利益をあげることができる、これが自然な姿かと思います。しかし、実際には金融機関側だけが利益を得ていて、顧客側が不利な商品を買うことになっている、WIN-LOSEの取引をしばしば目にします。

情報をどちらが持っている?


日本人は投資に対するネガティブなイメージを持っている、というお話を昨日書きました。これは言い換えれば日本においては金融教育が進んでいない、となるかと思います。

そんな日本においては、顧客側に対して金融機関側が情報量も多く強い立場にある取引が多くなっており、それがWIN-LOSEの取引が生まれる温床となっています。

かんぽ生命の不適切な契約事例が昨年話題になりました。保険料の二重徴収、不利な契約変更、乗り換えによる保険料の上昇などです。これらはかんぽ生命側が顧客に対してメリットのある提案をすることよりも、自社の利益を追求した結果であり、逆の立場から見れば顧客側に十分な金融知識がないことにより発生した事例でもあります。

金融に携わるものの倫理観


最近では第一生命保険の89歳の元営業職員が、計19億円のお金を顧客からだまし取った疑いがあることが、ニュースで報じられました。こちらは不適切な取引どころか金融機関の名を借りた詐欺事件ではありますが、かんぽ生命の事例とも類似性があるかと思います。

こうした事例を見ても金融に携わるものにいかに倫理観が大切かがわかるのではないでしょうか。そして、顧客側の立場として金融に携わる方は、自身の知識・経験を積むことによって自分や周りの人を守れるようにしていく必要があるでしょう。

顧客の立場、金融機関の立場、どちらにいらっしゃる方も相互にこうした点を意識していかなければ、金融の世界における真のWIN-WINの取引はなかなか生まれてこないのではないかと思います。皆さんはどう思われますか?

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