株式会社AWARDの渡邉です。
皆さんはライフプランニングをしたことがありますか?ライフプランとは、人生設計のことですから、ライフプランニングというのは人生設計を立てることになります。
では一般的にライフプランニングというのはどのような手順で行うものなのでしょうか。
ライフプランニングを行う上で一般的に最初に行うべきなのは、ライフイベント表という将来年表を作ることです。これは人生の節目節目となる年を把握していくこととも言えます。例えば、
自分:30歳
妻;28歳
第1子:2歳
第2子:0歳
といった家庭があったとしましょう。当然みな同じように歳を重ねることになりますから、自分が40歳の時には、妻38歳、第1子12歳、第2子10歳となることが事前に把握できることになります。すると、自分が40歳の時には第1子は中学校への入学準備が必要であることがわかることになります。
こうして年齢を基準にして、起こると予測できること、もしくはやりたいことを書き記した表がライフイベント表と言えます。
そして、そうして作ったライフイベント表をもとに作っていくのがキャッシュフロー表となります。こちらは主に金銭面の流れを把握するために作るものになります。
キャッシュフロー表を作る過程では、将来的な収入と支出を予測して、毎年の資産残高などを試算していくことになります。平均寿命が以前よりも延びてることや、年金の受給可能年齢が後ろ倒しになったり減額されたりしていることを踏まえると、将来に渡って金銭面の流れを把握することはより重要になっているのではないでしょうか。
キャッシュフロー表作りの中で重要なのは、将来に渡って手元のお金がマイナスになる、という場面ができないようにすることです。特に人生の三大資金と言われる教育資金・住宅資金・老後資金がかかるタイミングでは、手元のお金が足りなくなるケースがしばしば見受けられます。
早めにキャッシュフロー表を作ることで、お金が足りなくなる場面を事前に予測して対策を立てることが可能になるというメリットがあります。
ライフイベント表やキャッシュフロー表は、ライフプランニングを行う上での補助ツールです。ライフプランニングというのは人生計画ですから、お金やすでに決まっているイベントだけで確定するものではありません。しかし、将来的なお金の流れやすでに起こることが決まっていることについて把握して準備を行うことは、将来の不安を取り除いて夢を実現するために役立ちます。
ライフイベント表やキャッシュフロー表は日本FP協会のホームページなどからダウンロードすることも可能です。ぜひ参考にしてみてください。
【ライフイベント表等】
https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/
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