安倍首相、辞意表明
2020.8.29

株式会社AWARDの渡邉です。

昨日2020年8月28日、歴代最長の長期政権を築いた安倍晋三首相が、体調の悪化を理由に総理大臣を辞任することを発表しました。体調悪化説は伝えられていましたが、辞任の意向の報道は急なものだったため株価も一時的に急落しました。

安倍首相の実績


安倍首相は2012年の12月に首相に返り咲きました。アベノミクスの3本の矢、

・大胆な金融政策

・機動的な財政政策

・投資を喚起する成長戦略

といったテーマを打ち出し、実際に強力な経済対策を実施してきました。政権発足当時の日経平均株価は10395.18円といった価格で、現在の日経平均株価は2,3000円前後ですから、安倍首相の在籍中に株価は2倍以上に成長したことになります。

こうした実績を達成できたのは2013年3月に日銀総裁として黒田氏の就任を推して、大規模な金融緩和を実現できたことが非常に大きかったでしょう。それまでの日本は極端な円高が長く続いておりましたが、その状況を打開できたのは金融緩和の力でした。

法人税減税、消費税増税


また安倍首相の在籍期間中に2度に渡る消費税の増税が行われたことも忘れてはならないでしょう。2014年4月に5%から8%に、2019年10月に8%から10%へと消費税が増税されています。安倍首相の在籍期間中に消費税の負担は2倍になりました。

一方で法人税の減税が行われてきたのも見逃せないところです。法人税の税率は

2012~2014年:25.5%

2015年:23.9%

2016~2017年:23.4%

2018年~:23.2%

と一貫して下げられてきています。法人税が下がったことにより、企業内に内部留保が多く貯まる結果となっています。

全体として一般会計税収は2012年度の43.9兆円から2019年度の60.2兆円へと37%ほど増えており、税収を増やしていくという狙いは当たってきたと言えるかもしれません。

2,800日を超える長期政権


安倍首相の辞意の表明により、次の首相に関する思惑が自民党内で急速に進んでいるようです。連続在任日数が2,800日を超える安倍政権の後を担うのは難易度が高そうですが、誰が首相になるにしても頑張ってもらいたいと思います。

安倍政権は歴代最長となる超長期政権となりましたが、その分だけ日本の政治は安定した期間が続き、経済も一定の回復ができたことは大いに評価されて良いことですし、安倍首相は歴史に残る首相と言えるでしょう。

体調悪化による辞任ですから、今後はゆっくりと休養をお取りいただきたいところです。長い間本当におつかれさまでした。

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