株式会社AWARDの渡邉です。
皆さん幸福度というのは評価することができると思いますか?かなり主観的なものだとは思いますが、いくつかの観点から毎年世界の幸福度ランキングというものが発表されています。
本日は世界幸福度ランキング2020の内容について見てみましょう。
世界幸福度ランキングは、国連組織の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」が毎年発表しており、2020年版は2020年3月20日に公表されています。ランキングの対象に含まれているのは、153の国と地域となっています。
それでは、このランキングはいったいどのような要素を考慮して作られているのでしょうか。考慮されている要素は、
・1人当たりGDP
・健康寿命
・寛容さ
などになっています。確かにどれも幸福のためには重要そうですよね。言い換えればお金、健康、心の要素にもなるでしょうか。
それでは幸福度ランキングのTOP10を見てみましょう。
1位:フィンランド
2位:デンマーク
3位:スイス
4位:アイスランド
5位:ノルウェー
6位:オランダ
7位:スウェーデン
8位:ニュージーランド
9位:オーストリア
10位:ルクセンブルク
こうして見ると、7位までヨーロッパが独占ですね。10位のルクセンブルクもヨーロッパですので、上位の10ヵ国中8か国がヨーロッパの国ということになりました。また残りの2か国はオセアニアとなっています。
ちなみに日本の順位は62位となっています。153の国と地域の中で62位ですから、日本の順位はあまり高くないな、と感じます。1人当たりGDP、健康寿命といった要素は良いのですが、寛容さの結果が低いようです。寛容さはどれだけ寄付をするのかによって決まっているとのことですから、寄付の文化があまりない日本は不利かもしれませんね。
さて、こうした幸福度ランキングはあくまでも、いくつかの要素から決められたもので、絶対的な評価ではありません。しかし、順位の推移などは参考になるところかもしれませんね。日本は前回の調査から4位下がっているので、上がっていく傾向になる方がなんとなく嬉しくは感じます。
とはいえ、冒頭にも書いた通り幸福度とは主観的なものです。自分の中で高い幸福を感じられる要素がわかっていると、日々の生活のクオリティーが上がっていきそうですね。折角の人生ですから、幸福と感じられる日々を紡いでいきたいものです。
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