東京で転出超過
2020.7.1

株式会社AWARDの渡邉です。

東京都は日本の首都であり、多くの人や会社が集まってくる場所でもあります。しかし、今回の新型コロナウイルスの流行をきっかけとしてテレワークの可能性が広く認知されたことによって、人の移動に変化が起きてくる可能性があります。本日は東京を中心とした人の移動の話について書いていきたいと思います。

5月の東京人口、転出超過に


総務省が6月30日に公表した5月の人口移動報告(外国人含む)によると、東京都は転出が転入を1,069人上回り、人口流出に当たる「転出超過」となりました。東京での転出超過は、集計に外国人を加えた2013年7月以来初めてのことだそうです。日本人に限ると東日本大震災後の2011年7月以来の転出超過とのことで、かなり久々のことになります。

東京都では新型コロナの感染者が多く、地方から進学や就職で引っ越す若年層が減ったためとみられています。また外国人の方に関しては国家間の移動が制限されて、入ってくることができなくなったという場合もあるかと思います。

転出超過の影響は?


この1か月に1,069人という転出超過は、東京都の人口にどの程度のインパンクを与えるものなのでしょう。東京都の人口は5月1日時点で1,400万人超とされています。そのため、1か月の転出人数を比率として考えると、1万人に1人も減っていないことになります。まだまだ、人口にインパクトを与える流出とは言えなそうです。

ただし、この流れが長く続くようですと、10年も経つと東京都の人口が目に見えて減少傾向になる、ということは十分にある得るかと思います。東京都でも少子高齢化は進んでおり、自然と人口が減っていく段階にも差し掛かっているため、転出超過も加わることでそれが加速する可能性は考えられるでしょう。

地方に与えるインパクトは大きい?


さて、転出超過が東京に与える影響は人口の比率からするとさほど大きくはなさそうですが、地方の町などでは東京からの移住者が増えることの影響が大きく出る可能性はあるでしょう。例えば人口1万人の町に、東京から100人の方が移ったとすると、その人口に与える変化は1%と決して小さくありません。

東京から地方へという人の流れができた場合、大きな影響があるのは寧ろ交通の便が良い地方かもしれないと考えています。引き続き人の移動の流れには注目していきたいと思います。

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