株式会社AWARDです。
お子さんがいらっしゃる家庭では、お金の使い道で特に気になるのは教育費ではないでしょうか。実際のところお子さんの教育費は、家計の中で大きな割合を占めてくる場合があります。本日は大学の学費が過去どのように変遷してきたのかについて、見てみたいと思います。
それでは大学の授業料と入学料の推移を、文部科学省のデータのある昭和50年から10年ごとに見ていきたいと思います。
《国立大学》
年:授業料、入学料
昭和50年:36,000円、50,000円
昭和60年:252,000円、120,000円
平成7年:447,600円、260,000円
平成17年:535,800円、282,000円
平成27年:535,800円、282,000円
《私立大学》
昭和50年:182,677円、95,584円
昭和60年:475,325円、235,769円
平成7年:728,365円、282,574円
平成17年:830,583円、280,033円
平成27年:868,447円、256,069円
いかがでしょうか。40年前と比べると学費は相当上がっていますし、ここ10年ほどでも私立大学などでは学費は上昇傾向にあることがおわかりいただけるのではないでしょうか。世の中全体の物価が上昇する中で学費がそのままであるということはなく、しっかり上がってるというのを知っておいていただければと思います。
それでは学費の準備はいったいなにでやるのが良いのでしょうか?学費というのはある程度かかる時期が確定するものなので、そこをターゲットにしたお金作りを行うことが重要です。
学資保険が使われることもありますが、資金が固定化されるということを考えるとさほど有利なお金の貯め方ではありません。最近ではお金もほとんど増えないため、別の方法を考えた方が良さそうです。
例えば確定利回りが得られるような商品などは学費作りには比較的向いている商品と言えるかもしれませんね。他には必要な金額は銀行などへの預金で準備して、それ以外の部分を積極的な運用にまわしていく、という考え方もあります。株式などで運用している場合はお金が減るリスクもありますが、時間をかけると高い確率で上昇はしていくことになります。
そこに期待してリスクを取った運用をするのも間違っている手段ではないのではと思います。ぜひご自身に合った方法で、早め早めに学費の計画は立てるようにしてみてはいかがでしょうか。
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