フィンテック が銀行を変える?【経済】
2016.5.16

株式会社AWARDの渡邉です。前々回、前回と、銀行を取り巻く厳しい環境と、 フィンテック により銀行に代わるサービスが発展してきていることを書かせて頂きました。前回挙げたのは決済システムがメインだったので、その他のフィンテックのサービスについてもまとめていきます。

例えば、Money Forwardといった家計簿アプリ。こちらは銀行口座、クレジットカード、証券会社と連携する事によって、キャッシュカードでのお金の引き出し、銀行からの引き落とし、カードでの買い物を自動で家計簿に記録してくれるアプリになります。私も使用していますが、月々の収支や資産全体の状況をすぐに把握できるためとても重宝しています。これによって銀行の窓口で記帳をしなくても日々のお金の動きを把握できるようになりました。このサービスは銀行の業務を直接脅かすものではないですが、銀行の行うサービスを変える可能性はありますよね。

また銀行と言えば企業や人にお金を貸す融資がメイン事業ですが、そういった分野にもフィンテックは進出してきています。「ソーシャルレンディング」と呼ばれる、投資家と借り手を結ぶサービスなどがそれに当てはまります。サービスの提供者は、独自の基準により借り手を格付けし、投資家はそれをもとに自分が貸し付ける相手を探すことになります。貸し倒れの危険性が低ければ金利は低くなり、危険性が高いと金利が高くなるのは銀行の融資と同様です。日本でもSBIなどの大手が参入してきています。SBIは銀行も保有している中でこういったサービス提供を始めているので、それだけフィンテックの可能性を感じているということなのでしょう。

また資産運用の世界にもフィンテックが進出しています。「ロボアドバイザー」と呼ばれる技術で、10問程度の質問に答えるだけで本人に適したポートフォリオを組み立ててくれるサービスが登場しました。今のところ手数料は決して安くないように感じますが、今後利用者が増えていけば手数料も押し下げられさらに有効な資産運用の一手となってくるかもしれません。

いかがでしたでしょうか?前回の決済システムに加え、取引記録、融資、資産運用といった分野でもフィンテックがどんどん発展していることを感じて頂けたのではないでしょうか。成長著しい分野ですので、今後のコラムの中でも機会を見つけて他のサービスも紹介していきたいと思います。

カテゴリーから記事を探す