戦略的に学ぶこと
2020.1.7

株式会社AWARDです。

テクノロジーによって、人間の仕事が脅かされるかもしれない、という話を聞いたことがあるでしょうか。こちらの話の出所として語られることが多いのは、2015年に発表された英オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授と野村総合研究所の共同研究の内容となっています。

本日はそちらの内容と、その後にオズボーン教授から発表されたスキルの未来についての論文の内容についてご紹介させていただきたいと思います。

日本人の仕事の49%が代替される?


オズボーン教授は英オックスフォード大学でテクノロジーと雇用についての研究をなさっている方です。野村総合研究所は日本の最大手のシンクタンクであり、コンサルティングファームでもあります。この両者の共同研究で2015年に発表されたのが、次のような内容です。

・国内 601 種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算した

10~20 年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、人口知能やロボットが代替することが可能との推計結果が得られた

この研究が正しければ、2020年の今から考えるとあと5~15年でわたしたちの仕事の49%は代替可能なものになると言えそうです。

賃金の低下や待遇の悪化も


といってもこの研究は代替可能な割合を示したものであり、49%の仕事が完全になくなることを示しているわけではありません。ただし、テクノロジーによって置き換わる可能性がある仕事というのは、賃金が低下したり待遇が悪化していく可能性が高い職業であるとは言えそうです。

例えば自動運転技術が発展することで、タクシードライバーという仕事は自動運転技術が備わっている自動車自体がライバルになってしまいます。セキュリティーが十分に備わった無人のコンビニエンスストアができれば、レジ打ちをする人は無人である以上の生産性を出さなければ仕事はなくなってしまいます。

テクノロジーと単純にコストを比較されるようになると、代替可能な仕事の賃金水準はどんどん下がっていくのは明らかでです。テクノロジーが低コストで利用できるようになることで仕事が減っていくわけですね。

これから必要とされるスキル


こうした研究をなさっているオズボーン教授ですが、2030年に必要とされるスキルについて2017年に発表した論文の中で記載してらっしゃいます。3位までを挙げると、

1位 戦略的学習能力

2位 心理学

3位 指導力

となっていました。テクノロジーに代替されにくいスキルということになるでしょうか。特にテクノロジーが変化していく中、1位の戦略的学習能力は非常に重要な能力と言えそうです。どんどん必要となるスキルが変化している現代では、戦略的にそれらを学ぶという姿勢や能力が重要なのだと思います。

皆さんは戦略的な学習ができていますか?緊急で必要性がないことでも、将来重要になると思われる学習は戦略的に進めていくのが良いかもしれませんね。

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