タンス預金50兆円?
2019.12.28

株式会社AWARDです。

日本人は現金が好きな国民だと言われていますが、それを裏付ける一つのデータとしてタンス預金の額があります。銀行などに預けられているお金ではないため正確なデータは少ないのですが、巨額に上ると言われているタンス預金の実態についてご紹介します。

50兆円に迫るタンス預金


タンス預金に関する推計としては、2017年に第一生命経済研究所が出したものが有名ですが、その推計によると総額43兆円にものぼるとのことです。タンス預金と言っても、すべての人がタンスの中にお金をしまい込むわけではなく、庭に埋める人もいれば、冷蔵庫の中に入れる人もいるでしょう。しかし、とにかく国家予算級のお金が日本中に現金(主に紙幣)として散らばっているということです。

別のみずほ証券のエコノミストの方の試算によると、1984年から2018年まで35年間に増えたタンス預金の累計額は46.6兆円となっています。概ね第一生命研究所のものと近い数字が出ていますね。おそらく現在ではタンス預金の累計は50兆円に迫ると考えられるのではないでしょうか。

一人当たりに直すと


この50兆円という数字を国民1人当たりに直すと、概ね40万円という数字が出てきます。4人世帯で160万円ほどのお金が現金として家に置いてあるような計算になりますね。なにかあったときにすぐに使えるように、という考えで手元に現金を置いておくことは意味があることかと思います。

しかし、実際のところタンス預金を積極的に行っている方は、

・銀行に預けておくのは不安

・手元に現金がある方が安心

という方が多いかもしれません。

インフレに弱い現金


さて、こうしたタンス預金が絶対的にダメというわけではありませんが、インフレに弱いのには注意が必要です。モノの値段が上がるインフレが起こるとお金の価値は減ってしまいますから、現金を手元に持つタンス預金はこのインフレの影響をそのまま受けてしまいます。インフレに強い資産としては、株式や不動産、そして金などと言われていますから、現金はそうした資産に変えておく方が良いことも多いでしょう。

またタンス預金はそのまま紛失する可能性も高いことも知られています。実は日本中のゴミ捨て場で、数百万円、数千万円の現金がごみの中に紛れて捨てられていた、という話はしばしばニュースになります。隠した本人が置いた場所を忘れてしまったり、家族に知らせずに亡くなってしまったりということでこうしたことが起こるのでしょう。

そうしたリスクを減らすためにも、手元に置いておく現金は少なめにしておくことをお勧めしたいと思います。

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