使えるお金の大切さ
2019.12.26

株式会社AWARDです。

お金の機能としては、価値を保存する機能や、価値の尺度としての機能、交換の媒介としての機能などが存在しています。この中で最もわたしたちが普段から意識しているのは、交換の媒介としての機能、つまりお金を使うという点なのではないでしょうか。そんな観点からお金についての視点を一つお届けしたいと思います。

保険貧乏、住宅ローン貧乏


お金の専門家の間で取り交わされる言葉の一つに、保険貧乏、住宅ローン貧乏といった言葉があります。貧乏とつくとイヤな感じですが、こうした言葉は保険や住宅ローンにお金をかけすぎていて、自分自身の手元にお金がない状態になっている方の事を表したりしている言葉になります。

昔お会いしたことがある方で、年収が400万円程度なのにも関わらず生命保険に対して年間で100万円以上を支払っている20代の男性がいました。これで貯蓄もあるという状態ならば良いのですが、そういうわけではなく、手元にある現預金は30万円にも満たないとのことでした。ちなみに独身の方で、保障はさほど必要としていない方でもありました。まさに保険貧乏の典型的な事例と言えるでしょう。

保険や住宅ローンでもお金は貯まるが


なぜそのような状態になっているのかをお聞きすると、貯蓄の手段として保険を勧められたから、と仰っていました。実際にお金の貯まる保険というのは存在しています。場合によってはそういった保険で貯蓄をするのが有効な場合もあるでしょう。しかし、この方は貯蓄目的の保険によって、手元のお金がない、生活の自由がない、やりたいことができない、という状態に追い込まれてしまっていたのです。

こうした事例は住宅ローンの場合でも存在しています。住宅ローンは返済していくことで家が自分のものになっていきますので、家に貯蓄をしていくような効果があります。しかし、住宅ローンの返済に必死で、子育ての資金や生活で必要なお金が手元に確保できていないという方がいらっしゃいます。このような方は住宅ローン貧乏になってしまっていると言えるでしょう。

ライフプランニングの重要性


保険貧乏や住宅ローン貧乏になってしまう理由は、将来までを見渡したライフプランニング、つまりお金の計画を立てることができていないからというのが原因となります。保険や住宅で貯蓄をするというのは、自身の手元にある流動性の高い、使いやすいお金を減らすことに繋がります。使いやすいお金がないということは、使いたいときに使えるというお金の《交換の媒介としての機能》がなくなってしまうということになるわけです。

お金というのは自由に使えるということに大きな価値があるものです。流動性が低い資産にお金を固定するときには、そのお金を出すことができるときまで固定化させても良いのか十分に考えてみることをお勧めいたします。

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