株式会社AWARDです。
10月ともなれば、来年4月に各企業に入社する新卒の方々の内定式も終わった時期かと思います。2020年の春に入社する学生たちは、どのような企業への入社を目指して就職活動をしてきたのでしょうか。
人気の就職先は?
東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應大学などに通う学生の就職したい企業のランキングをリーディングマークという会社が調査して出したものがあります。そちらの調査によると人気の企業は、
1位 三菱商事
2位 伊藤忠商事
3位 三井物産
4位 丸紅
5位 住友商事
6位 サントリー
7位 東京海上日動火災保険
8位 三井不動産
9位 三菱地所
10位 日本航空
となっていました。10位以内にいる会社は2019年卒の学生から人気だった企業とほとんど変わらないのですが、1社だけ入れ替わっています。昨年度9位に入っていた三菱UFJ銀行が10位以内から外れ、13位だった日本航空が10位にランクインしています。
商社人気は変わらず
商社の人気は続いており、1~5位までを2019年度も2020年度も5大総合商社が占めていました。商社の主な仕事は、「トレーディング」と「事業投資」です。
トレーディングは原料や商品、サービスなどの商材を扱って手数料を得るビジネスで、事業投資は情報力と資金力を使って有望な事業に投資し、配当などの形で利益を得るビジネスです。これらは形を変えながらも普遍的に利益を出し続けることができる性質のものなのでしょう。
また、2020年度の7位には東京海上日動火災保険が入っていますが、損害保険の最大手であるだけでなく、最近はM&Aを成功させ売上げや利益を伸ばしています。
日本企業と投資
こうして見ると、就職先として人気の企業には投資やM&Aを有効活用している企業が並んでいます。日本企業が今後世界の中で生き残っていくためには、事業投資・M&Aを始めとした資金力を活かした戦略をどう進めていけるかが一つのカギなのではないでしょうか。
また上位の企業は海外での売上比率なども比較的高いところが多いです。学生の人気が高い企業というのは今後も生き残っていく可能性が高い企業と言えるかもしれませんね。