人的資本への投資
2019.10.6

株式会社AWARDです。

人が持つ資本の中でわかりやすいのは物的資本、つまり道具や建物、土地などですが、その他の大事な資本としては人的資本があります。本日は人的資本への投資について考えてみましょう。

人的資本の占める割合


人的資本というのは、人生経験によって育まれる技能 (skill) や器用さ(dexterity)、判断力(judgement)などで定義されています。 具体的には、資格や学歴などもそれに含まれるでしょう。こうした無形の人的資本は、じつは若い人の場合はその人の持つ資本のうちほとんどの部分を構成しています。

別の見方をすれば、人的資本はそれからの人生で物的資本に変換できる価値というように捉えることもできます。例えば一定の技能を持っている方が、年間500万円を稼ぐ力があるとしましょう。その方が現在20歳で今後40年間働くことができるとするならば、

500万円×40年間
=2億円

と2億円の金銭的な価値に置き換えることのできる人的資本を、その方は持っていることになります。そして、その人的資本は、その方が持っている資本のうちのほとんどを構成していると考えられるでしょう。

人的資本への投資


そして、人的資本は物的資本と同様に価値を高めることが可能です。例えば上記の例であれば、毎年500万円を稼ぐ技能がある方が、技能を高めて毎年1000万円を稼ぐことができるようになれば、潜在的な人的資本の価値は、

1000万円×40年間
=4億円

へと高まることになります。こうした人的資本への投資というのは、生涯を通じて行うことができます。自分の技能や判断力を高めることは、自分の価値を高めること、ひいては人的資本を増大することに繋がるのです。

また、生涯を通じて行うことができる人的資本への投資ですが、できるだけ若いうちから実施する方が価値は高いと言えます。20歳のときに英語を身に付けたとすれば、その後の人生におけるグローバルコミュニケーションの現場で有利になりますが、60歳になってから身に付けた場合にはその能力を使える期間は短くなってしまうからです。

健康な身体も重要な資本


また人的資本の考え方では、技能や知識という面にフォーカスされることが多いですが、健康でいる、ということも非常に大切なことになります。どんなに技能や知識があっても、身体が健康でなければ、それを十分に活かすことができない可能性もあるためです。

自分の価値を高める人的資本への投資、そしてその人的資本を活かすための健康への投資は、豊かな人生を送る上で重要な考え方です。ぜひ日々の生活の中でも意識してみてはいかがでしょうか。

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