株式会社AWARDです。
お金を貯めて預金残高が増えていくのがなんとなく楽しい、という方は世の中に一定数いらっしゃるかと思います。お金を貯めていくのは大切なことですが、それ以上に大切なのは『純資産』を増やすことになります。本日は純資産という考え方についてご紹介させていただきます。
純資産はどうやって調べる?
純資産というのは、『すべての資産からすべての負債を引いたもの』になります。資産の代表的な例としては、
・預貯金
・不動産(住宅を含む)
・株式
・債券
・保険
・車
・絵画
・貴金属
等が挙げられるでしょうか。他にも換金ができるようなものは資産としてカウントして良いでしょう。また負債の代表的な例としては、
・住宅ローン
・投資用不動産ローン
・事業用ローン
・カーローン
・カードローン
・奨学金
・クレジットカード
・知人からの借入
等が挙げられます。自身がどこかからか借りているお金が負債にあたります。資産も負債も純資産を調べたい場合には現在の価値を把握する必要があります。負債の額はそのまま現在の数字を見ればわかる例が多いですが、資産の場合は調べてみないと分からないことも多いです。
例えば保険の現在の価値は、解約返戻金でみます。今解約したらいくらのお金に換えることができるか、ということですね。不動産の場合は査定をして調べてみると良いかと思います。車、絵画、貴金属なども換金がでるのであれば現在の価値を把握しておくと、資産として考えることができるでしょう。
貸借対照表(バランスシート)
こうして出した現在の資産と負債がわかれば、あとは引き算をすることで純資産を把握することができます。
このように資産と負債を書き出して並べたものを貸借対照表(バランスシート)といいます。もともとは企業の決算書を作るときに使われる考え方なのですが、家計でも同様の考え方で利用することができるものです。どのように書くのかについては、下記のイオン銀行のページなどが参考になるかと思います。
大きな住宅などを購入すると一気に大きな資産を手に入れたように思う方は多いのですが、それと同時に大きな住宅ローンを借りることになっているのであれば純資産は増えずに寧ろ減っているかもしれません。今の家計の状態をしっかりと把握するためには、このバランスシートの考え方を取り入れるのが非常に大切です。ぜひ定期的にチェックすることをお勧めいたします。