賢者は歴史に学ぶ
2019.8.17

株式会社AWARDです。

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。』

という初代ドイツ帝国宰相であったオットー・フォン・ビスマルクの言葉とされている格言があります。本日はこの格言についてご紹介したいと思います。

人間の行動は経験に左右される


上記の格言は、ビスマルクの言葉として定着しているものですが、実際に言われたとされているのは、

『愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。

といった内容となっています。格言として定着したものと共通するのは、愚者は経験から学ぶ、という部分であり、異なるのは歴史に学ぶということと自分の誤りを避けるために他人の経験から学ぶのを好む、という部分です。他人の経験というのは、自分だけの範囲にとどまらない集合知ですから、それが歴史という言葉に変化していったのでしょう。

人の行動や感情というのは、過去の経験によってできあがっています。特に年齢を重ねれば重ねるほど、自分自身が過去に経験したことに照らし合わせて行動や感情が左右されることになります。これはビジネスの現場などでも顕著に表れる事実であり、映画などを見たときに個々人が抱く感想も実は過去に経験してきたことによって変わってきます。

集合知に基づく客観的な判断


自分自身の経験の幅というのは、人類の歴史、他者の経験などと比較するととても狭いものです。しかし、わたしたちは意識をしていないと自分のしてきた経験のみで行動や感情を決めてしまいます。だからこそビスマルクの言葉が格言として後世に伝わってきたのでしょう。

例えば投資をする場合でも、リーマンショックを経験している方と、アベノミクス以降に投資を始めた方では、市場に対するリスクの捉え方が全く異なります。みるみるうちに持っている株が半分になるのを経験した方と、1~2年ほど株を保有していれば2倍になった経験のみをした方では、その後の投資行動に差が生まれるでしょう。だからこそ、歴史を学ぶこと、集合知を学ぶことは、自身の判断に対する客観性や正確性を増すために大切だと思うのです。

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。』

この世の中に定着した格言の通り、歴史を学びそれを自分の中に落とし込むことは、過去にあった事実を自分のものにすることができる価値のある方法です。歴史が好きな人も、嫌いな人も、自分のためになりそうな過去の歴史はぜひ学ぶようにしてみてはいかがでしょうか。

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