株式会社AWARDです。
1億円を貯める方法があるとしたら、あなたは知りたいと思いますか?すでに1億円を持っている方にとっては、この質問にたいした意味はないかもしれませんが、これから資産を築いていきたいという方にとっては気になる質問なのではないでしょうか。本日は米国のお金持ちから学ぶ、お金持ちになる上で大切なことをご紹介します。
米国の平均的なお金持ち像
このご紹介をしようと思ったのは知人のFPの方が紹介していたトマス・J・スタンリーの『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』という本が気になり買ってみたのがきっかけになります。この本は全米のお金持ちに対して行ったアンケート・個人面談・フォーカスグループ調査で得られたデータをもとに書かれています。
内容としては米国のお金持ちが平均的にどのような生活をしているのかがデータで浮かび上がる内容となっており、
・住んでいる家のこと
・配偶者のこと
・髪のカットにかけるお金
など様々なこと書かれています。そんな中でご紹介したいと思ったので、億万長者が語る成功要因です。
成功要因のうち重要なもの
下記に記すのは、30個の質問をして、その要素が経済的な成功を収める上で《非常に重要》《重要》《あまり重要ではない》の3つのうちどれにあてはまるかを分けてもらい、非常に重要と回答された数が多かった10個を列挙したものです。母数は733人になります。
1位 誰に対しても正直である 57%
1位 自分を律する強い精神力がある 57%
3位 人とうまくやっていく 56%
4位 支えとなる配偶者がいる 49%
5位 たいていの人よりよく働く 47%
ちなみに以下のような質問に対しては、このような順位になっていました。
15位 賢い投資をする 35%
23位 一流大学に行く 15%
27位 幸運に恵まれる 12%
つまり一流大学に行ったり幸運に恵まれたりするよりも、誰に対しても正直であったり自分を律する強い精神力があることが、億万長者になる上では大切なようです。自分を律する強い精神力というのは、非常に共感するものがあります。仕事でも、支出でも、健康のための体調管理でも、自分を律することができると上手くいくことは多いですよね。
成功している人の真似をする
成功に近づく上で一番確実な方法は、すでに成功している人の真似をする、ということです。そうした観点からすると、この本は米国の平均的なお金持ち像がよく分かるものですし、誰でも到達可能な億万長者像が鮮明にわかる内容になっています。
この本の序文は橘玲氏が書いているのですが、その中には『アメリカやヨーロッパ、日本などゆたかな先進国に生まれた幸運を活かすならば、誰でも億万長者になれる』という文がありました。わたしたちは普通に働けば世界の平均よりもはるかに大きな賃金をもらえる環境にいます。そうした幸運を活かすのであれば、誰でも経済的な成功は手が届くところにあるのではないでしょうか。