株式会社AWARDです。
最近ではロボットアドバイザー、通称『ロボアド』に対して様々な会社が力を入れています。ロボアドとはいったいなんなのか、本日はご紹介していきたいと思います。
ロボアドとは?
ロボアドとは、分散投資を効率的に実施してくれるサービスです。プロによる分散投資サービスは、富裕層向けのサービスであるというのが一般的でしたが、テクノロジーの発達が進んだことにより少額から始められるロボアドが登場してきました。
簡単な質問に答えることによって最適な投資分配を導きだしてくれるものが多く、アドバイザー付きでファンドラップに投資することができるサービスと言い換えることもできるかと思います。
国内大手4社で2018年3月に残高1000億円を突破したそうで、世の中的にも注目を集めています。
世界でのロボアド
なお、世界でもロボアドの存在感は増しており、今から4年後の2023年には資産運用残高が1兆2620億ドル(約137兆円)になると予測されています。ちなみに2013年では30億ドルだったとのことですので、約10年でロボアドの資産運用残高は420倍になることになります。
この爆発的な伸びにはロボアドのサービスを提供する主役が入れ替わることが大きく影響すると考えられています。従来ロボアドのサービスを担ってきたのはスタートアップ企業でした。しかし最近では大手金融機関が次々とロボアドへの参入を進めており、そうした金融機関の顧客がロボアドの利用を進めていくだろうと予想されているとのことです。
海外の金融機関でロボアドを提供している機関を見てみると、バンガード、フィディリティ、モルガン・スタンレー、UBSといったそうそうたる面々が並びます。こうした金融機関の顧客がロボアドの利用を積極的に進めることで、市場は拡大していくのでしょう。
ロボアドの弱点は
さて、このように大きな広がりを見せるロボアドですが、一般的に言われる弱点についても抑えておきましょう。良く挙げられるのが、
・手数料分の運用成績が下がってしまう
ということです。こうしたロボアドは、中で購入する投資信託やETFに加えて、別途利用のための手数料がかかります。同一の金融商品を保有している場合、この手数料分だけ運用成績は下がってしまうことが考えられます。そのため、本当に大きな資産を持っている方は、あまりロボアドは使わない、という話も聞いたことがあります。
ロボアドが選んでくれる資産配分は参考にはなりますが、その資産配分でより効率よく運用するためにはどうすれば良いかを検討した方が、最終的に自身の資産を増やすことには繋がりやすいかもしれませんね。世界的に流行っているサービスですので、良いところを上手く取り入れていきましょう。