FOMCの声明
2019.6.22

株式会社AWARDです。

今週は世界の金融の流れに大きな変化を与えるFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されました。その結果、今週は大幅な円高ドル安が進み株価等にも影響がでています。どのような内容が、どのような影響を与えたのかについてご紹介させていただければと思います。

FOMCとは


FOMCとは米国の金融政策を決定する会合で、主に政策金利を決定し世界に対するドルの供給を調節する役目を持っています。FRB(米連邦準備制度)の7名の理事と地区連銀総裁のうちの5名の計12名が投票権を持ちます。

米国の政策金利はフェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標として示され、0.25%のレンジで目標が示されることになります。このレンジが上がると、市場に対する米ドルの供給がしぼられることになり、下がると市場に対して米ドルが豊富に供給されることになります。金利が低くなるとお金を借りやすくなるので、政策金利が下がることによる金利の低下はお金がたくさん供給されることになるのです。

2008年以来の利下げか


ちなみに米国では2008年のリーマンショックの年以来、一度も政策金利の利下げはしていません。金融危機を脱するために限界まで政策金利を下げて維持していたのを、2015年12月よりすこしずつ利上げをしてきたというのが最近の10年の流れです。しかし、最近の中国との貿易戦争等の影響で景気の先行きが不透明になっていることから、市場では利下げを望む声が増えています。

今回の6月19,20日に行われたFOMCでは、利上げも利下げも行わなわれず現状維持でした。しかし、今後の見通しに関しては、利下げを予想するメンバーが半数、利下げなしを予想するメンバーが半数と真っ二つに意見が割かれています。ただ、こうした結果を受けて市場では7月に利下げが行われるのではないか、という意見が多くを占めるようになってきています。実際のところは利下げなしを予想するメンバーも半数存在しているため、本当に利下げが行われるかは5分5分といったところでしょうか。

市場は利下げを織り込み済み?


今回のFOMCの発表後、米国では株価が最高値をつけました。つまり、市場は利下げに対する期待として反応したということになります。利下げが行われるとドルの供給が潤沢になるため、株価は上がりやすくなるのです。ただ、低金利によってドルの供給がありすぎる状況が続くと、市場は暴走しバブルのような様相となるため、そのかじ取りがFOMCには求められていることになります。

すでに市場が利下げへの期待で動いているということは、今後利下げが行われないことになったら、反動で大きく市場が動く可能性も否定できません。今の相場は、今後の米国における利下げが前提として織り込まれているようだ、というのは意識しておくと良さそうです。

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