日本の子どもの数

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株式会社AWARDです。

5月5日はこどもの日です。そんなタイミングに合わせて、総務省が2019年4月1日時点での子どもの人口を調べたデータがあります。本日はそちらの内容をご紹介させていただきます。

38年連続減少


5月4日付で総務省が発表した「我が国のこどもの数-「こどもの日」にちなんで-(「人口推計」から)」によると、日本の14歳以下の子どもの数は2019年4月1日時点で1,533万人であることが明らかにされました。これは昨年の同時期と比べると18万人の減少となり、1982年から38年連続で減少してきていることになります。

また子どもの総人口に占める割合は12.1%で、これも前年比-0.2%となり、記録のある1950年以降では過去最低値となっています。男女別にみてみると、男性は12.8%、女性は11.5%で、女性の方がより総人口に占める子どもの割合が小さいことがわかっています。

全体でも人口は減少しているが


日本の人口はもう何年も前から全体として減り始めています。それを考えると子どもの人口が減っているのはさほど驚くようなことではないのですが、その中でも特に人口減に大きな影響を与えているのは子ども人口だというのも事実としてあります。日本人全体の中で、子どもと、子ども以外の人口が昨年からどう変わっているかを見てみると、

子ども:-18万人

子ども以外:-9万人

となっています。ちなみに子どもの人口は1533万人、それ以外の人口は11,090万人と元々の絶対数は圧倒的に子ども以外の数が多いのに、子ども人口の方が多く減っているということになります。

子どもが増えた都道府県


今回の統計資料の中では2018年10月時点の都道府県別子どもの数や割合に関しても含まれています。これによると前年比で子どもの数がプラスになったのは唯一東京都のみ(プラス8000人)となっていました。ちなみに沖縄県は前年と同数で、その他はいずれも減少していました。東京都への人口の一極集中の影響がこんなところにも出ていると言えるでしょう。

いかがでしたでしょうか。人口が減り、その中でも特に子どもの数が減っている日本。小学校の廃校や統合などの話を耳にすることもありますが、それはこうした事実が影響を与えているということになるでしょう。現在でも日本の平均年齢は世界一の45.9歳と言われています。長生きする方が増え、高齢化が進む未来の姿ははっきりと見えているからこそ、今自分がやるべきことをしっかりやっていきたいものです。

一方、世界に目を向けると、2015年の統計データで、15歳未満の子どもの数は約19億1580万人で、総人口(約73億4947万人)の26.1%を占めているというデータもあります。日本以外の国にまで目を向けることで投資やビジネスの分野では視界が広がることも多々あるかと思います。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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