財形貯蓄とは
2019.4.23

株式会社AWARDです。

財形貯蓄というのは企業が用意する福利厚生の一種です。過去にはかなりメリットが大きい時代もありましたが、現在ではそのメリットは薄れてきているかもしれません。本日は財形貯蓄のメリットとデメリットについてご紹介します。

財形貯蓄のメリットは?


財形貯蓄は企業が毎月の給与から一定額を天引きして金融機関に送金を行う制度で、加入は任意となります。財形貯蓄制度は誰にでも利用できるものではなく、勤務先の企業が制度を導入しているかによって加入できるかどうかが決まります。財形貯蓄には、貯蓄の目的に応じて3つの種類があり、

・一般財形貯蓄

・財形住宅貯蓄

・財形年金貯蓄

と分かれます。メリットの一つとしては、いずれかの財形住宅貯蓄を1年以上継続し残高が50万円以上あると利用できる「財形住宅融資」があります。こちらの制度では、住宅の購入、建築、リフォームを行う際に住宅金融支援機構から融資を受けることができ、低金利でローンを組むことができる可能性があります。この場合は、購入などに必要な費用の90%か、財形貯蓄の残高の10倍(最大4000万円)のいずれか低いほうの金額が融資限度額となります。

また、財形住宅貯蓄、財形年金貯金では税制面でのメリットもあります。2つの制度を合わせて、元本550万円までにかかる利子が非課税になります。ただし、この非課税なのはそれぞれ住宅の取得、老後資金の目的のために引き出した場合となり、それ以外の目的で引き出すと5年間遡って課税されることになります。

財形貯蓄のデメリットは?


これらのメリットがありつつも、財形貯蓄にはデメリットも多々あります。例としては、

・開始から1年間は引き出しができない

・財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は目的以外で引き出すと5年も遡って課税される

・金利が低い

などです。特に税制メリットは金利が高いときこそ有効なものですので、現在のような低金利下ですと、むしろ財形貯蓄で貯めるのではなく、普通に預貯金としてためながら一部を投資に回していく方が良い結果が得られるかもしれません。

とはいえ流動性の低さはメリットにもなり得ます。強制的にお金が貯まっていく効果がありますので、手元に使えるお金があるとどうしても浪費してしまう、という方は財形貯蓄のような制度を使うことで将来のためのお金を確保することができるという考え方もあるでしょう。

現在ではメリットが薄くなりつつある財形貯蓄ですが、強制的な貯金効果や住宅購入時の融資を受けやすくなるなどは今でも使えるところですので、自分に合っているかはしっかり検討して利用しましょう。

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