お花見の経済効果
2019.4.6

株式会社AWARDです。

気温も上がり、日本各地で桜の季節を迎えていますが、この土日に毎年恒例の花見に出かけるという人も多いのではないのではないでしょうか。お花見に関連したイベントは多々開催されていますが、実はお花見による経済効果は大きいものとなります。本日はこちらの内容についてご紹介します。

お花見の経済効果


関西大学の宮本勝浩名誉教授が試算したところによると、3月下旬から5月上旬にかけてのお花見の経済効果は6,517 億 4,013 万円であったと2018年3月に発表されています。宮本名誉教授によると、日本人が昔から愛した「桜」をめでる「お花見」は日本の国民的行事であるのと同時に、現在では外国人観光客を呼び込む自然資産にもなっているとのことです。

どのように試算をしているかというと、まず日本人の約6,000万人が花見に出かけ、飲食や交通費などで1人当たり4,000円を支出すると仮定しています。さらに訪日外国人のうち361万人が花見に出かけ、滞在中1日を使うとした場合の支出が1万6,914円と計算し、支出の総額は合計3,017億3,154万円。これに波及効果を加えると6,517億4,013万円になるというものでした。

宮本氏は「期間が1,2カ月程度と限定され、何もないところに経済効果が発生するのは非常にまれ。匹敵する行事は正月くらいだろう」ともコメントしています。

他のイベントの経済効果との差


お花見の経済効果は、上野動物園のパンダの赤ちゃん「シャンシャン」の年間の経済効果 (267 億 4,736 万円)の約 24 倍、東京スカイツリーの年間の経済効果(835 億 3,485 万円) の約8倍にのぼります。

また他の大きなイベントとしてバレンタインの例で見ると、経済効果は2017年の時点で1,385億円程度となります。こうして比べてみると、お花見が2ヶ月間で生み出す経済効果の大きさはかなり大きいことがわかるのではないでしょうか。

経済効果の背景


このような経済効果を生み出しているのは、多様化する花見のスタイルと訪日外国人の増加も影響を与えていそうです。例えば、手軽に花見を楽しみたい若年層や室内で簡易的に花見をしたい方にむけて、各企業がいろいろなサービスを展開しています。具体的には、多くなりがちな花見の荷物を預けるサービスがあったり、「エア花見」と称して、オフィスや家のデジタル画面やプロジェクターに桜を映し、サクラモチーフの食器に食べ物やお酒を用意してお花見気分に浸るなど様々です。わたし自身、お花見と称して桜の木が室内に飾ってある居酒屋での宴会などに参加したこともあります。

また訪日外国人の推移をみてみると2018年は前年比+8.7%となっています。民泊などもお花見の時期と紅葉の時期は人気が非常に高まりますから、外国人にとってもお花見はとても大きな観光イベントになっています。年々外国人が多くなっていることを考えると、お花見は日本の貴重な観光資源です。日本独自のお花見という文化。今後も良い形で育っていくと良いですね。

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