新元号は『令和』に

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株式会社AWARDです。

昨日の11時30分頃、政府は新元号を「令和」と決定した旨を発表しました。出典は「万葉集」で、元号の漢字を日本の古典から採用したのは確認できる限りでは初めてとのことです。また「令」の文字が元号に使われるのは初めてのことになります。

新元号に込められた意味は?


元号発表後には安倍首相が記者会見し、

「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した」

「人々が美しく心を寄せあうなかで文化が生まれ育つという意味が込められている」

といった談話を出しています。

引用元の万葉集の文章は


今回の元号は万葉集の中から漢字が引用されているとのことですが、引用元となったのは第5巻の序文で、

「初春の令月にして気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香を薫らす」

と言った文章になります。意味としては、「初春の月はすがすがしく、空気は快い。風はやわらかい。梅の花は、鏡の前のおしろいのように白い花を開いていて、らんの花は、後ろにかぐわしい香りを漂わせている」といったものになるそうで、新元号の決定が春であったことも今回の決定には影響していそうですね。ちなみに、『令』『和』の文字の意味をそれぞれ調べると、

『令』…よい。りっぱな。

『和』…やわらぐ。おだやか。ととのう。

といった意味があります。

新元号の施行は


新元号は天皇陛下の退位に伴い、5月1日の午前0時から施行されることになります。日本の歴史の中で248個目となる元号ですが、その変わるタイミングを直接見る機会は少ないでしょうから、昨日の発表は記憶に残るものになりそうです。新しい時代が良いものとなるようまた日々を積み重ねていきたいと思います。


執筆者:渡邉亮

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