インフレは継続するか
2019.3.27

株式会社AWARDです。

インフレというと物価が上がりお金の価値が落ちることを指しますが、日本のインフレ率は今どのくらいかご存知でしょうか。インフレを中心に日本という国の現在について考えてみましょう。

日銀の目標は2%だが


第二次安倍政権が誕生し、日銀の総裁が黒田氏になってから日本では消費者物価指数を対前年比2%になるように金融緩和政策を行ってきました。つまりインフレ率2%を目指すということです。インフレというのはお金の価値が減っていくという意味ではマイナスなのですが、経済の正のサイクルを回すためには必要なことでもあるのです。

しかし、そこから6年ほどが経ちますが、未だにインフレ率2%は達成されていません。現状では毎年1%ずつほど物価が上昇しているような状況になっています。またIMFの予測値では今後も年に1%ほどのインフレが続くとされています。かなり大規模な金融緩和をやっていても、物価が上昇しないというのは、消費者マインドが改善していないことが示されているのではと考えられます。

インフレになりにくい理由


インフレが日本でなかなか進んでいかないのには、長らく物価が上昇しない環境に日本人が慣れてしまったというのが大きいかもしれません。2000年代に入ってから、日本ではインフレ率がマイナスの期間を長らく体験してきました。インフレ率がマイナスで、物価が下がっていくことをデフレと呼びます。

デフレ環境下ですと、消費活動が落ち込む傾向があります。待てばもっと安く同じものが買える、ということを肌で感じたら消費活動は活性化しませんよね。そのため、日本の消費者は値上げという言葉に対して敏感なようです。例えば、ここ数年急成長を遂げてきた『いきなりステーキ』ですが、2月の既存店売上が前年同月比75.1%に減少したそうです。いきなりステーキはグラム単価でステーキを食べることができるお店ですが、原材料費の高騰等でグラム単価が創業時より2円ほど高くなっています。こうした値上げにより顧客離れが起きていると仮定するならば、日本では商品の値段を上げて、インフレを進めていくことがとても難しい可能性があります。

インフレにもデフレにも備える


インフレでお金の価値が減るのに備えるのには、お金を殖やしていくことが必要です。またデフレで不景気になった場合には給与の減少や失業などの可能性が上がるため、やはりお金を殖やして備えておくことが必要でしょう。起きる現象は異なりますが、備え方はそれほど変わらないとも言えます。世界の国々ではインフレが継続的に続き、賃金が上昇するというサイクルで景気が回っているところがほとんどです。日本の環境は特殊ですが、どんな状況にも対応できる準備はしておきたいものです。

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