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『フォーブス』といえばアメリカ合衆国の経済誌。本社はニューヨークでフォーブス一族によって経営されています。そのフォーブスには、32の国際版も存在しており、日本版もあります。特に有名なのは毎年春に発表する世界長者番付となり、もうすぐ2019年度版も発表される予定です。本日は昨年発表されている2018年度版の日本長者番付の上位の方々をご紹介します。
日本で一番のお金持ちは?
さて、日本で一番のお金持ちは誰でしょうか。おそらく多くの方がご存知の方かと思いますが、意外と当てるのは難しいかもしれませんね。それでは1~5位までの順位と資産額を見てみましょう。
1位 孫正義(ソフトバンク)
2兆2930億円
2位 柳井 正(ファーストリテイリング)
2兆210億円
3位 佐治 信忠(サントリーホールディングス)
1兆8850億円
4位 滝崎 武光(キーエンス)
1兆8430億円
5位 森 章(森トラスト)
6910億円
となっています。1位は誰しもが知るソフトバンクの孫正義さんでした。ファーストリテイリングの柳井正さんもご存知の方は多いのではないかと思います。それではこの方々にはどういった特徴があるのでしょうか。
創業社長の強み
上位に挙がってくる方々に共通する点として、創業社長もしくは会社の筆頭株主であることがあります。企業の規模順にそこの社長が上位に来るようにも思えますが、必ずしもそうではありません。例えば、3位に登場している佐治信忠さんのサントリーホールディングスですが、現在上場はしていません。グループの中核子会社であるサントリー食品インターナショナルが上場していますが、日本の企業の時価総額ランキングで見ると現在86位です。上位ではありますが、トップ5には入っていないのです。
それにも関わらず上位に入ってきているのは、株式を多く保有しているからだと考えられます。日本の時価総額ランキング1位の企業はトヨタですが、多くの方に株が分散しているのでトップ10の中に経営者の名前は入ってきていません。こうしたことを考えると、企業の株式を多く保有してその会社が価値をあげていくことが、資産を築く上では近道になりそうなことが見えてきます。
事業への投資で資産は殖えていく
長者番付を見ると、お金持ちになる手段の一つは自分で事業を起こして成功すること、というのが考えられると思います。ちなみに世界の長者番付を見てみても、同様に企業の創業者が上位にきています。リスクを取って事業を起こすことのリターンがよく分かるのではないでしょうか。
そして、自分で事業を起こさない場合でも、株式を保有する、事業に投資する、というのも資産を殖やす上で有効であることも見えてくるかと思います。素晴らしい事業を行っている企業に投資を行うことは、自分の資産を殖やすことに直結してきます。自分が応援したい事業への投資を、ぜひ考えてみてくださいね。