2019年のベースアップ
2019.3.14

株式会社AWARDです。

大企業の春闘に対する回答のニュースが出てきました。交渉の中心となるベースアップに関しては、前年割れの回答が相次いでいるようです。

ベースアップと定期昇給


ベースアップとは、従業員全体の賃金水準・基本給を引き上げるものになります。ベアとも略される和製英語であり、職務給が中心の欧米には存在しない概念です。またベースアップと混同しがちですが、定期昇給は毎年一定の時期に年齢や勤続年数に応じて賃金が昇給する制度のことです。年功序列制度のもとで行われる昇給ですね。

ベースアップは従業員全体の給与水準に影響を与えることで、企業にとっては人件費の負担が増大する話でもあります。そのため、ベースアップの交渉は従業員で作る労働組合と企業の経営陣との間で行われ、その交渉は春闘とも言われます。労働時間の短縮などの労働環境の改善に関しての交渉内容も春闘には含まれることがあります。

2019年のベースアップ


このベースアップに関する交渉で2019年の各社の回答が揃ってきました。自動車業界の例で見てみましょう。()内は昨年の実績でトヨタのみ定期昇給も含む数字となります。

トヨタ 1万700円(1万1700円)

日産 3,000円(3,000円)

ホンダ 1,400円(1,700円)

となり、昨年と同水準かすこし下回る結果となっています。世界的に景気の減速を警戒するムードが出てきているため、経営陣としてはできるだけベースアップを抑えたかった様子です。また電機業界は業界で統一交渉を行っていますが、

日立製作所、パナソニック、三菱電機、NEC 1,000円(1,500円)

と昨年を500円下回る回答となっています。

給与以外の収入を作る


ベースアップの交渉、賃上げの交渉は労働組合として取り組めるとはいえ、景気や会社の方針に大きく左右され自身でコントロールができないものです。会社だけに頼り切るというのはリスクが高い生き方であり、自身で別の収入が得られる道を作ったり、どのような環境でもお金を得られるように自分自身のスキルを高めておくことが今後はより大切になっていくのではないか、と思います。

ベースアップの月々数千円という金額は、投資や副業などでもすこし目を向ければ十分に得られる金額ですし、継続して力を入れて取り組めば給与と同じくらいの収入を得ることも可能です。給与を上げるという視点だけでなく、自身の総合的な収入を増やす、という視点もぜひ持ってみてはいかがでしょうか。

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