株式会社AWARDです。
PayPayと言えば昨年末の100億円キャンペーンで話題になりましたが、大きな予算をかけてスマホ決済の普及を推進しているサービスの一つになります。クレジットカードを登録して、決済時にQRコードを読み込むだけで様々な支払いが可能になるということで、多くの方が今後使うようになっていくかもしれません。
再度の100億円キャンペーン
スマホ決済はLINE Payなどもユーザーを獲得しようと力を入れている分野になるため、各社の競争が激化しています。そのため、今回PayPayは再度100億円の予算をとった大々的なキャンペーンを打つことを決定しました。ソフトバンク・ヤフーといった巨大な会社がバックについているからこそ、最初に大きなお金をかけてユーザーを獲得し、囲い込みができればという戦略なのでしょう。
前回キャンペーンと同じく、利用した際の還元率は20%で上限は100億円となります。買い物をするごとに抽選が行われ、10回に1回の確率で全額が戻ってくるため利用するとかなりお得になる仕組みです。ただし前回と異なるのは、1回あたりの還元額は最大1000円までという上限が設定されたことです。また一人当たりの還元総額も、買い物による通常の還元で5万円、抽選での全額キャッシュバックで2万円という上限が設定されました。
広告効果をより高く
今回の変更は、より多くのユーザーに繰り返し利用してもらうためとのことです。前回のPayPayの100億円キャンペーンは、12月4日からスタートましたが、終了予定は2019年3月31日でした。しかし、実際にはその還元率の高さから一部のユーザーが大量に利用したため、わずか10日間で予算は終了することになりました。
話題にはなりましたが、多くのユーザーがスマホ決済の経験をすることを目的にしたキャンペーンとしては短すぎたため、より多くの人が利用できるような仕組みに変えてきたことになるでしょう。今回は2月12日から5月31日まで実施予定となります。12月に実施したキャンペーンの効果もありPayPayのユーザー数は400万人まで増えたということですから、今回のキャンペーンが終わるころにどのくらいのユーザーを獲得できるのかが注目されます。
各社還元合戦の様相
ちなみにライバルの1社であるLINEは、21年までの3年間でスマホ決済を中心としたフィンテック事業に1000億円を投じると発表しています。収益化は「21年までに実現する」としており、各社大量の予算を投じて将来的な収益に繋げる構えのようです。ユーザーとしては折角の還元のチャンスですから、上手にサービスを利用していきたいところですね。