株式会社AWARDです。
ソフトバンクの上場やdocomoの携帯料金値下げなど、なにかと話題の携帯電話業界。これら大手キャリアから格安SIMにすることで通信料が下がるなどとも言われますが、メリット・デメリットはどの程度あるものなのでしょうか。本日は大手キャリアと比較した際の格安SIMのメリット・デメリットについてご紹介させていただきます。
格安SIMとは
格安SIMとはMVNOが 提供しているSIMのことになります。MVNOは「仮想移動体通信事業者」と呼ばれ、MNO「移動体通信事業者」から通信帯域を借りて仮想的な通信事業者となります。具体的に言えば、docomoやau、ソフトバンクが、MVNOへと通信帯域を貸し出しています。
格安SIMはdocomo系、 au 系、ソフトバンク系の格安SIMに分かれます。現在ご自身の持っている携帯電話が3社のどれにあたるのか、またはSIMフリーの携帯なのかが格安SIMを選択する上で重要となります。
メリットとデメリット
それでは格安SIMのメリットとデメリットを具体的にみてみましょう。
メリットは、
① 携帯代金が安い(平均2,500円)
② 携帯電話本体を長く使える
③ 契約に縛られず、月額料金は基本的にずっと一定
④ 海外出張での通信コストが格安になる(レンタルSIMにする必要あり)
デメリットは、
① 携帯電話本体を購入する必要がある(新しいものに変えたい場合)
② 電話をたくさんすると月額料金が高くなる
③ キャリアメールが使えない
④ 通信速度が遅くなりやすい
といったものが挙げられます。メリットの内容を詳しく説明していくと、携帯電話料金は平均2,500円ほどとなります。大手キャリアが平均7,000円ほどになりますので、一般的にはかなり安くなると考えられます。ネットを頻繁に使う人の場合などは金額が上がってしまいますが、使い方によってキャリアを変更すればいいので、それほど気にする必要はないでしょう。
また、通常携帯電話は2年縛りなどがありますが、基本的には格安SIMの場合はそのようなものはありません(ただし、キャリアによっては早い解約に違約金が発生する場合があります)。そのため、都度キャリアを変更する必要もありませんし、本体を長く持つことができます。
上記に挙げたもの以外のデメリットとしては、LINEのID検索ができない、一部iPhoneでテザリングができないといった点が挙げられます。災害時にキャリアが持っている災害専門ダイヤルなどが使用できないのにも注意が必要です。
どう選択するべきか
基本的に通話が多い方、キャリアメールを手放したくない方、操作説明などのサポートが必要な方は格安SIMへの乗り換えに向いていないと言えるでしょう。しかし裏を返せば、これらをクリアできれば通信費をかなり抑えることができるということです。毎月かかるお金だからこそ、ご自身の携帯電話の使い方を再度確認し、通信料を抑える選択について考えてみてはいかがでしょうか。