お金の本質
2018.11.24

株式会社AWARDです。

お金の本質と言われたら、あなたはなんと答えますか?色んな考え方があると思いますが、個人的に正解に近いと思うのが『お金=信用』という考え方です。なぜお金の本質は信用と言えるのかについて本日は考えてみましょう。

お金が誕生するまで


もともとお金が誕生するまで、人は物と物とを交換する物々交換をしてきました。海で捕れた魚を山で採れた木の実と交換しましょう、というような感じですね。実際に今でもこうした交換の文化はある程度は残っているかと思います。しかし、物々交換だけでは価値を保存する機能などがありません。生鮮食品などはすぐに傷んでしまいますし、保存しておくことは難しいですよね。そのため、物を交換する代わりに別の保存できるものを介して交換をすれば良い、となったわけです。

そうして生まれたのがお金になります。昔のお金の例でいうと、石や貝殻などが使われていたというのは教科書でも習ったことがあるのではないでしょうか。しかし、よりお金に相応しいものとして使われだしたのが、金や銀といった貴金属でした。貴金属がお金として使われるようになったことで金貨・銀貨といったものが生まれていったわけです。

金本位制と信用経済


金貨や銀貨が生まれた後は、かなり長い間これらのお金が使われていましたが、金属ということもあって持ち運びには不便でした。そこで生まれてきたのが紙幣です。貴金属が価値を保存するという原則のもとで、政府が持っている金の分量だけお金を発行するという『金本位制』が生まれました。すると、紙幣が多く刷られるようになっていき、いつしか金の総量よりも多くの紙幣が流通するようになりました。こうなってくると、金本位性を保っていくことは不可能になります。そして米国政府が金と紙幣の交換をやめることを発表したのが、1971年のニクソン・ショックです。つい50年ほど前までは、金をベースにしたお金のシステムがあったわけですね。

今ではお金の価値を担保しているのは政府の信用、ということになります。皆がお金には価値があると信じており、政府も価値があるものとして扱っているからこそお金がお金であり得るわけです。そしてお金は信用によって総量が増えていくという性質があります。銀行は信用創造というものを行うことができます。銀行は預かった預金を人に貸し出しますよね。その際、銀行の口座の中に現金がある必要はなく、一定の預け入れさえあれば、その額までのお金を預金上の数字として別の人に貸し出すことができてしまうわけです。こうした仕組みによって今では実際に存在しているお金よりも遙かに大きなお金が世界中を巡るようになっています。

お金持ちは信用持ち


お金の本質が信用であるからこそ、信用のあるところには大きなお金が動きます。例えば年収が高い会社員の方などには、その方の預金額よりもはるかに大きな金額を銀行が住宅ローンとして貸してくれたりします。これはその会社員の方が一定の収入がある信用のある人だと銀行が評価しているからお金を貸してくれるわけです。また最近ではクラウドファンディングなども信用をお金に変えることができる仕組みとして注目されています。仕掛ける人によって集まり方が全く異なるというのもクラウドファンディングの面白いところで、まさに仕掛けた人の信用が試される仕組みだと思います。

皆さんは自身の信用をどう使えているでしょうか。お金と信用との関係を深く理解することは、資本主義経済の中で豊かに生きていく上で重要なことなのではと思います。ぜひ考えてみていただければと思います。

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