株式会社AWARDです。
人生100年時代ともいわれる昨今ですが、自分自身が100歳まで生きる!と思っている方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。どうやら、お金をたくさん持っている方ほど、こうした長生きに対する意識を強く持っている方が多いようです。
お金持ちは長生きか
お金をたくさん持っているかどうかは、寿命や余命とあまり関係なさそうに思いませんか?しかし、ある調査によると貧富による寿命・余命の差は存在しているという結果がでています。米国医師会が2016年に発表した報告書によると、お金持ちは貧しい人よりもかなり長生きをしているようです。どうやって貧富の差による寿命を調べているかというと、納税記録や社会保障局から収集された1999~2014年のデータに基づき、その期間に死亡した40~76歳の男性411万人、女性269万人の所得と死亡率の関連性を分析したとのことです。
その結果、最も裕福な層1%と最も貧しい層1%の寿命の差は、男性で14.6歳、女性で10.1歳も開いているという結果が出たとのことです。米国という同じ国に住んでいるにも関わらず、お金のあるなしで10年以上寿命が異なるというのはかなり衝撃的な結果と言えるのではないでしょうか。また裕福な層ほど寿命の延びが著しいという結果も出ています。
お金持ちの健康に対する意識
お金があると十分な医療や治療を受けられるから寿命が長くなるのではないか、というのは一つ考えられる仮説です。しかし、お金に余裕がある方ほど、そもそも健康に対する意識も高いというのも言えるのではないかと思います。食べるものに気を使ったり、スポーツジムに通ったり、働くときと休みのときのメリハリをつけていたりといった行動はお金持ちに多いのではないでしょうか。
なおスイス最大の銀行であるUBSが、100万ドル以上の資産を保有する5,000人のお金持ちを対象に実施した健康に対する意識調査によると、回答者の90%が「富よりも健康が大事」、92%が「富のおかげでより健康な生活が送れる」と答えているとのことです。お金に余裕がある方ほど、お金よりも健康の方を重要視することになると言えるかもしれませんね。
健康と仕事と資産
仕事や日々の生活に追われていると、いつの間にか健康に対する意識というのは疎かにしてしまいがちかと思います。食生活や運動などの健康を増進するための行動に関しては、それほどお金をかけなくても可能なものも多いです。ぜひ健康のために自分の時間やお金をある程度は投資するようにしてみてはいかがでしょうか。また健康な状態が長く続くことは、その分だけ長く仕事をして収入を多くもらうことにも繋がるでしょうし、それが自身の資産を増加することにも繋がり得るかと思います。
お金が手に入ったら健康を意識する、というのではなく、お金があってもなくてもお金持ちの健康に対する意識は真似してみるのはいかがでしょうか。