S&P500への寄与度
2018.8.28

株式会社AWARDです。

米国の株式市場が非常に活況です。8月24日にはS&P500という機関投資家も投資を行う株価指数が最高値を更新し、昨晩も最高値をさらに更新することになりました。日本で言えば日経平均株価が最高値だったのは30年近く前のバブルのときですから、史上最高値を更新し続ける米国株はうらやましくもあります。

S&P500とは


S&P500とはいったいどのような指数なのでしょうか。S&Pはスタンダード&プアーズという格付け会社のことで、そこと ダウ・ジョーンズ社が選定した500社の株価から算出されるアメリカの代表的な株価指数がS&P500になります。ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される時価総額加重平均型株価指数であり、機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとしても利用されています。

先ほどは日経平均株価との比較の例を出しましたが、時価総額加重平均型株価指数という点を考慮すると、日本株の指数で近いのはむしろTOPIXだと言えるでしょうか。いずれにせよ世界でも代表的な株価指数の一つになります。

S&P500の上昇を支える株は?


さて、そんなS&P500ですが、株価指数ですから当然中に含まれる株の影響度は500社で異なってきます。すこし古い記事ですが、年初からのS&P500の上昇に影響を与えた上位の会社名が並んでいるものがありました。5位までを順にみてみると、

1位 アマゾン
2位 マイクロソフト
3位 アップル
4位 ネットフリックス
5位 フェイスブック

となっていました。そして、この5社がS&P500の上昇に影響を与えた度合いは実に92%。つまり、500社の株価の加重平均とは言えども、本当に成長を牽引しているのは上位の限られた会社のようです。ちなみに6位のアルファベット(グーグルの親会社)、7位のマスターカードを合わせると、上昇に与える寄与度は100%を超えていました。アメリカでもすべての企業の調子が良いわけでなく、上記に名前が挙がったような巨大企業、成長企業が市場を牽引しているということになるでしょう。

大型株が崩れる時はくるか


さて、これらの米国企業は、名前を見る限り今後も安定して成長をしていきそうな企業が多いと感じます。実際アマゾンなどは市場を独占しつつありますし、そうそうライバルは現れないでしょう。今後の成長にもまだまだ期待できそうです。

しかし、高値更新で沸く米国株式市場も、実は上記の大型企業の成長が牽引しているのであって、市場全体を見渡せばすべての企業の景気が良いわけではないとも言えます。大型企業の成長が鈍化すれば、一気に市場が崩れる可能性もあるでしょう。ずっと右肩上がりの市場というのはありませんから、史上最高値を更新している米国市場だからこそ、すこし慎重な目線で捉えておく方が投資家としては賢いのかもしれませんね。

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