持ち株会のリスク
2018.8.20

株式会社AWARDです。

上場会社や、上場を目指している会社に勤めている場合、給与の一部から自社の株式を購入することができる持ち株会制度があることがあります。それでは、自社の株を保有する持ち株会は積極的にやる方が良いのでしょうか。

奨励金が出ることも


持ち株会を使って大きなお金を貯めることに成功している方はしばしばいらっしゃいます。株式の価格は企業の成長を反映するものですから、企業が成長するのに合わせて株式を保有できていた方は、出資したお金が何倍にもなって戻ってくることがあるのです。

また会社にとっても持ち株会制度にはメリットがあり、自分たちの会社で働く社員が安定した株主になってくれることで株価も維持しやすくなりますし、経営も安定します。そのため、給与の一部で持ち株会に参加する方には、購入額の数%ほどの奨励金を出し上乗せして株式をもらえる制度になっているところも多いようです。

仕事と資産を依存するリスク


ただし、持ち株会は自分が給与をもらっている会社と、資産を預ける会社が同じになってしまうというリスクがあります。会社にもしものことがあれば、仕事と資産の両方を同時に失うことになり兼ねないというのが最大のリスクです。上場しているような大きな会社であればそうそう会社がなくなることはないでしょうが、株価が大きく下がってしまった事例や、ニュースにもなった大きな会社の破綻で持ち株が紙切れになってしまった事例などは聞いたことがあります。

奨励金や良く知る自社の株式であるというメリットはありますが、資産の大半を持ち株会にというのは辞めておいた方が良いかもしれません。

資産運用の基本は分散投資


資産運用の基本は分散投資です。毎月の給与を目一杯持ち株会にまわしていると、資産にはかなりの偏りができてしまいます。自社の将来の株価、ひいては業績に絶対的な自信があるのであれば合理的な判断かもしれませんが、そうでないのであれば投資先の一つとして考えて投資額を決めましょう。

すでに自社株をたくさん持っているという方も、現在の資産のバランスを見直して、全体の割り振りを現時点で再度考えてみてはいかがでしょうか。様々な状況に耐えれる強いポートフォリオ作りは、分散投資によって実現するはずです。

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