株式会社AWARDです。
本日ビットコイン先物が上場になります。大手の証券会社、金融機関が暗号通貨市場に取り組み始める記念すべき日になることでしょう。
11日8時スタート
上場する先は、米シカゴ・オプション取引所(CBOE)です。米中部時間10日17時ですので、日本時間では11日8時となります。本コラムはLINE配信で読んでいる方が多いと思いますが、配信から30分後に上場するということになります。
暗号通貨の先物取引としては今回の上場は初となります。日本の株式コードに相当するコードは『XBT』です。通常の取引時間は米中部時間で月曜から金曜の8時30分から15時15分(日本時間23時30分から翌朝6時15分)で、時間外取引が米中部時間で同15時30分(週初は日曜17時)から翌朝8時30分までとされています。
1週間後には別の取引所にも
なお1週間後の米国時間18日には、米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)でもビットコイン先物が上場することになっています。CMEでのコードは『BTC』です。ビットコインの現物取引をしている人からすると、こちらのコードの方が馴染みがありますね。
ビットコインは先物の上場で機関投資家が市場に参入しやすくなるとの思惑があり、最近は乱高下を繰り返しています。一時期1ビットコイン=230万円ほどの値段を付けたかと思えば、その2日後には150万円を切るまで下落するなど、先物上場に向けて現物取引でも激しく売買が行われているようです。
先物上場は最初の一歩
ビットコイン先物の上場は証券市場にとっては最初の一歩にすぎません。しばらくはビットコインの価格が乱高下しそうですが、将来通貨として成熟していくために必要なプロセスであると捉えれば良いでしょう。
最近はビットコインの送金手数料が高くなっていたり、送金に時間がかかったり、通貨としての実用面を問題視する声もところどころで伺います。実用面の改善や値段の安定などまだまだ解決していかなければならない問題は多々あります。多くの人にとって暗号通貨が身近になるためにも、先物上場が一つのきっかけになればと思います。
こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しているものになります。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。
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