大発会は21年ぶりの上げ幅に
2017.1.5

株式会社AWARDの渡邉です。昨日は日本の株式市場が始まる大発会でしたが、株は非常に好発進となりました。昨年は582円と初日から大幅に下落したのに対して、今年は479円高の1万9594円16銭と大幅に上昇。これは大発会の上げ幅としては1996年につけた749円高以来、実に21年ぶりとなる上げ幅でした。

日本の株式市場が休みの間に欧米で株高が進んでいたことや、米国や中国の経済指標で強い値が発表されたことで外国人投資家からも大きく買いが入ったようです。また日本の輸出企業にとってありがたい円安も進み、為替市場では円相場が1ドル=118円台前半まで下げ幅を拡大しました。

市場関係者の間では早くも日経平均株価が2万円に戻すのも時間の問題という声も出ています。円安・株高を支えているのは米国のトランプ氏の掲げる政策になりますが、1月20日が大統領への就任日です。そこへ向けてどのような株価の動きを見せるかが注目されるところです。

トランプ氏への政策期待で株価が上昇しているため、実際に発表された政策が期待外れだった場合には一気に下落局面入りすることも考えられます。トランプ氏が所属している政党は小さな政府を目指す共和党ですから、トランプ氏の巨額の財政支出に対して与党がノーをつきつけることも想定していても良いかもしれません。

あとは現在の為替の水準に対してトランプ氏と米国の産業界がどう考えているかも気になるところです。現在の1ドル=118円という水準は円安方向に行き過ぎという声も聞かれるので、反動が起きたときには大きくなると思われます。相場の急変に供える取引も市場では行われているので実際に警戒する動きもあるのでしょう。

概ね株式市場の視界は良好そうですが、調子の良いときほど崩れだすとそのスピードは速いものです。どこかで昨年の前半やチャイナショックのような下落はあるということは念頭に置きつつ相場を観察していきましょう。

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