NISAが進化する?【運用】
2016.12.7

株式会社AWARDの渡邉です。あなたはNISAを使っていますか?証券会社や銀行のNISA内で資産運用をした場合、運用益に対してかかってくる税金がゼロになるというとてもお得な制度です。現在開設されたNISAは1000万口座を超えてきているので、およそ日本人の10人に1人程度は持っていることになりますが活用できてない人はそのうち半数に上るそうです。

そんなNISAですが2018年1月から新たな制度が追加される方向で政府・与党の調整が続いています。それは現在非課税で運用できる期間が5年なのを、もっと長く運用ができるようにするというもの。この制度が追加されると長期の資産運用が非常にやりやすくなるかと思います。

年間投資額の上限および非課税期間を、現在の制度と各省庁で検討されてきた内容とで比べてみました。すると、

現在:120万円、5年
金融庁:60万円、20年
財務省:60万円、10年
政府・与党:40万円、20年

となります。日本の貯蓄から投資へ、という流れを加速させたい金融庁は当初年間60万円を20年間非課税にするNISAを選択できるように要望を出しました。しかし、国の財務を取り仕切る財務省としては税金が減るのは面白くないので、非課税期間を減らした年間60万円と非課税期間10年間で提案してきました。これらの意見を統合して政府・与党として年間40万円で20年間の非課税期間を持つ新制度を設ける方向で最終調整に入ったそうです。各省庁の違いが見て取れて興味深いですね。

年間投資額の上限が40万円になりそうなのは少し残念ですが、それでも長く投資をやりたい方にとっては有利な制度です。例えば新制度を使って月々3万円を利回り5%/年で20年間運用するとしましょう。すると、

元本720万円⇒約1220万円

へと殖やすことができます。500万円の運用益に対しては本来100万円ほど税金がかかりますが、NISAで運用していればこの100万円の税金はかかりません。長期で非課税の口座が使えるのは大変有利だと言えるでしょう。

この内容は、8日にまとめられる2017年度税制改正大綱に盛り込まれるようです。年間上限120万円で期間5年の現行制度との選択制になるようですが、2018年1月から使えるようになる見込みですので楽しみにしていましょう。

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