止まらないドル高円安【経済】
2016.11.24

株式会社AWARDの渡邉です。ドル高円安が止まりません。日本が休みであった23日、米国では10月の耐久財受注の値が発表され、前月比4.8%増と昨年10月以来1年ぶりの大きな伸びになりました。市場は1.5%の増加を予想していたため、為替市場にもインパクトを与えドル高円安が進みました。この経済指標は一般機械をはじめとする機器類の需要を示すものであり、第4四半期初めの米経済成長が加速したことを示します。

指標の発表後、たった数時間の間にドル円の為替レートは1.5円ほど動き1ドル=112円台となっています。ここ数日間のドル円の動きを見ていると、さながら日銀が異次元の金融緩和を発表したときや、アベノミクス初期のような円安の進み方となってきました。円安は日本経済にとっても歓迎すべきものとなるため、日経平均先物なども上昇しています。

お金は、

弱い国から強い国へ

流れていきます。現在の米国の経済が非常に強いことが示されたことから、多くの投資家が米ドルを買ったと言えるでしょう。23日に円安が進んだのはトランプ大統領の影響ではなく、実際に米国経済が強いことが過去の統計から示されたからになります。トランプ氏の今後の政策期待での米ドル高だけではなく、足元の経済指標も堅調であることが示されたことでより米ドルを持つ理由が強くなったと言えるでしょう。

個人投資家が通貨の強さに影響されずに資産を保つには、外貨と円貨の資産を半々で持つのが最もシンプルな方法になります。現在のドル高円安の流れがずっと続くものとは考えにくいですが、為替レートに資産の価値が影響されないように外貨の資産を持つのも検討してみても良いかもしれませんね。

トランプ氏が次期大統領に決まってから10%以上の円安が進みましたが、もともとトランプ氏は円安は容認できないという発言もしています。極端なドル高は米経済を下押しする材料にもなりますので、ドル高を牽制する発言が出れば大きな調整が起こる可能性もあります。要人発言を含め少しデリケートな相場となってきていると認識すべきでしょう。

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