米国大統領選後の日経平均【相場】
2016.11.16

株式会社AWARDの渡邉です。米国大統領選後の日経平均株価はかなり上昇することになりました。16日現在日経平均先物は17860円と今年の2月以来の高値水準となっています。

事前の予想ではトランプ氏が大統領になることで日経平均は下がると言われていましたが、なぜこのように上昇することができたのでしょうか。実際にトランプ氏が大統領選で優勢であることを報じられた際には、日経平均株価は1日で1000円以上の下落を記録していました。

事前にトランプ氏が選挙戦の中で語っていたこととして、

『円安ドル高を容認できない』

という点がありました。米国から見て、円安が進むと日本からの輸入が増え自国の産業が脅かされたり貿易赤字が増えるという主張によるものです。

日本企業にとっては円安が容認されず過度の円高が進むと、多くの場合でマイナス要因となります。そのためトランプ氏が大統領になって円高になり、企業業績が悪化するのではないか、という懸念点がありました。また、その他の過激な政策が世界の経済や日本にとってマイナスに働くのではないかというのも懸念されていました。

しかし、実際に当選が決まってからは、日米間の為替についてトランプ氏から特に言及はされていません。またトランプ氏の過激なパフォーマンスもなくなり、非常に市場に対して友好的な様子を見せています。そのため昨日のコラムで書いたようにNYダウも上昇することになりました。

足元の日経平均株価を押し上げている大きな要因は、トランプ氏のリスクが懸念されていた為替になります。選挙時には1ドル101円台まで円高が進みましたが、その後は円安が進み16日現在で1ドル109円台となっています。米国の経済が堅調なため、12月13~14日に開かれる次のFOMC(連邦公開市場委員会)で1年ぶりの利上げが行われることがほぼ確実視されています。

世界では弱い国の通貨が下落し、強い国の通貨が上昇すると言われています。今は米国が強いと見なされているため、米ドルの価値が上がっているということですね。そしてそれに対する円安の恩恵を日本の株価も受けていると言えるでしょう。今後どこまで円安が進んでいくのかが、先の日経平均株価を予想する上で最大のポイントになると思われます。

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