米大統領選不安拡大【相場】
2016.11.3

株式会社AWARDの渡邉です。昨日は久しぶりに日経平均株価が大きく落ち込む日になりました。307円72銭(1.8%)安の1万7134円68銭ということで、下落率で見てみると8月3日以来、3カ月ぶりの大きさとなります。

多くの方にとって急な下落は驚きだったかもしれませんが、予兆は前日の夜から出ていました。そのきっかけとなったのは米国大統領選の途中経過です。米国の金融業界はほとんどが民主党のヒラリー・クリントン氏を支持しており、これまで一貫して共和党候補のドナルド・トランプ氏よりも優勢を保ってきていました。現在のバラク・オバマ大統領は民主党の大統領です。ヒラリー氏が当選すれば政策も基本的に受け継がれていきますが、トランプ氏が勝った場合には大きく米国の方針が変わることも考えられます。

「米国の政策が大きく変わる可能性のあるトランプ候補はリスクである」

という認識が米国金融業界、ひいては世界中にあるということですね。そんな中で、ABCとワシントン・ポスト紙が実施した調査で共和党のトランプ氏に対する支持率が民主党のヒラリー氏を1ポイント上回ったという結果がでてきました。ここのところヒラリー氏が上回ってきた支持率をトランプ氏が捉えたことになります。このことが世界中にリスクを感じさせ株安を招いたことになります。現に日本株が下落する前日に米国の株式は既に下落していました。

米国の大統領選は来週11月8日にいよいよ実施されます。数日前となった今、にわかに選挙戦の緊迫感が増してきていると言えます。トランプ氏優勢のニュースが流れる中でも、大方の予想ではヒラリー氏の勝利が既定路線です。しかし、今年6月23日に行われた英国の国民投票でも、英国民がEU離脱を選択することはないだろうと予想される中でBrexit(ブレグジット)が実現することになりました。今回の米国大統領選でも世界中の予想を覆す事態が起きるのかもしれません。数日後に迫る選挙日当日まで目が話せない状況となってきています。

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