日銀金融政策決定会合【経済】
2016.11.1

株式会社AWARDの渡邉です。本日は10/31,11/1で行われている日銀金融政策決定会合の結果が発表されます。今月は今までの緩和政策から、どのように方向性が変わっていくかに注目が集まる会合となります。

日銀は前回の9月の会合で、従来の国債の買い入れをメインとした市場にあるお金の量を調節する量的金融緩和から、長期金利を目標に据えた新たな枠組みの金融緩和への方向転換を発表しました。その長期金利の目標とは、10年物国債利回りが0%程度になるように調整すること。しかし、現在も10年物日本国債利回りは、

-0.06%

とマイナスの状態が続いています。9月に目標を決定してから大きくは動いていない状態ですね。金利の調整といっても現在の日銀の緩和政策の主軸は、

・国債買い入れ
・日銀当座預金でのマイナス金利適応

です。国債買い入れでも金利は下がりますし、マイナス金利をさらに大きくつけても国債の金利は下がってしまうので、微妙な調整は非常に困難であると言えます。

また気になるのが今後の緩和政策がどのように出口に向かっていくかです。現在年間80兆円の国債を日銀が買い入れるとしていますが、どうやら今後日銀が買うことのできる国債の量が足りなくなってくる可能性があるようです。現に2016年は10月末までの買い入れペースでは1年間で80兆円には届かないと言われています。この買い入れの目標額を減らすことになれば、日銀は緩和から引き締めの方向に変化したということになるので、為替や株には影響を与えると言えるでしょう。

現在のところ多くのエコノミストは今月の金融政策決定会合は現状維持で大きな動きはないと予想しています。ただ物価目標2%の達成について目標を先送りをすることについては予想する向きもあるようで、そのような発表があれば日銀の姿勢が弱まったとして株などに売りが出るかもしれません。牙を抜かれたとも言われている黒田総裁率いる日銀。本日もどのような発表があるのかに要注目です。

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