日経平均先物17500円タッチ【相場】
2016.10.29

株式会社AWARDの渡邉です。日経平均先物が17500円へタッチしました。4月以来17500円へは一度もタッチできていなかったため、実に半年振りのことです。ここしばらく日経平均株価は毎日上昇を続けていますが、その理由について考えて見ましょう。

日経平均株価が上昇している要因として、相場の重石となっていたいくつかのリスクが軽減しているからであると言えます。そのいくつかのリスクとは、

ブレグジット(英国のEU)離脱の影響
欧州の金融機関破綻危機
原油価格の低迷
米大統領選でのトランプ氏の当選
中国バブル崩壊リスク

などを挙げることができます。このうち①~④まではかなり落ち着いているリスクとなります。英国はEU離脱が決定してからも経済は堅調で、他国への影響もそれほど大きくならずにすんでいます。欧州のドイツ銀行、クレディスイスなどの破綻リスクについても、株価こそ大きく下がりましたが一応落ち着いた形になっています。原油価格はOPEC(石油輸出国機構)が減産を合意すると言われる11月の総会がもうすぐあるのもあり、一時よりだいぶ回復しました。そして直近で最も注目を集めていた米国大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が当選するリスクについても、米国の世論調査でヒラリー氏がかなり優勢になったことでほぼないだろうと市場に織り込まれたようです。

これら大きなリスク要因がひとつひとつ改善されていったことにより、日経平均株価も安心感を得て上昇して来たといえるでしょう。しかし日経平均株価の特徴としてジリジリと上がった後に急激な下落をするというものがあります。2013年5月のアベノミクスショックもそうでしたし、2015年8月のチャイナショックもそうでした。中国の不動産バブルの崩壊リスクなどはまだ市場に潜んでいますので、ちょっとしたきっかけで大きな下落相場が来ることも考慮した取引が求められると言えます。

市場を観察することは世界の経済や政治の流れを読むことにも繋がります。今後の世界がどう変化するのかを読み解くひとつのヒントにして頂ければ嬉しく思います。

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