退職後の女性への提案【事例】
2016.9.24

株式会社AWARDの渡邉です。昨日は最近お会いした58歳の女性に対する銀行の提案内容について解説させて頂きました。銀行の方自体が運用商品の中身を理解せずに提案しているのでは?といった一面が垣間見えたのではないでしょうか。では、わたしだったら一体どのような提案をするのか。個々人ごとに提案内容は変わってきますが、今回のケースで解説してみたいと思います。

まず58歳という年齢から、すでに仕事は辞めているのか、もうすぐ年金を貰うのか、といったところがポイントになります。その方のケースでは、元々やっていた仕事を家族の介護の理由のため退職し、現在は家にいらっしゃる方でした。つまり今後見込める収入は年金のみ。このようなケースでは守りを最優先に考えていきます。

まず持ち家はあるのか。今後の生活費は月々でいくらくらい使いそうなのか。病気の治療なので今後お金がかかる可能性はあるのか、そして年金は月々いくらくらいもらえる予定なのか。こういった現在の状況を把握するところから始まっていきます。この方の場合、共働きでずっと働いてきたため貯蓄もしっかりあり、年金も夫婦で30万円以上は貰える比較的余裕のある状態であることがわかりました。また持ち家もお持ちでローンもなかったため、かなり健全な家計状況でした。

このような場合は資産運用をしてもしなくても老後の生活が破綻することは考えにくいです。ではなにを目的に運用をしていくのか。これは自身の希望に合わせてということになるでしょう。

・資産をできるだけ減らさずに増やしたい
・自分の子どもに対して資産を上手く残したい
・銀行預金よりも多少なりとも良い金利を得たい

といった希望がこのケースではありました。とにかく減らさないという提案であれば日本国債や銀行預金が一番です。ただし、その分お金は全く増えないため、十分な余裕資金は銀行預金に入れた上で、他のお金は運用にまわしたいということでした。この方の場合は資産全体がほぼ日本円に偏っていたため、外貨建ての商品もうまく加えると円高・円安で資産の価値全体が上下するのを防ぐことができます。またインフレの対策として都内の不動産といった現物資産を持つのも資産を維持しながらお金を増やす手段になることが考えられます。ただし運用期間などを考えてみても出来るだけ購入時の手数料は避けるのが良いでしょう。

わたしが提案するとしたら、

・現預金(全体の中でも多めに)
・外貨建て商品(ネット証券等で選択)
・都内不動産
・金

あたりをご自身の許容できる範囲のリスクを取りながらバランス良く持つのが良いのではないかと思います。大きな金額があり、仕事も既に退職なさっている場合は、守りを重点的に考えた方が安定的に資産を守っていくことが可能です。ぜひ参考にしてみてください。

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