日銀&FOMC結果【経済指標】
2016.9.22

株式会社AWARDの會田です。昨日から本日にかけて世界経済に関わる大きな会議が2つ行われ結果が発表されました。日銀金融政策決定会合FOMC(米連邦公開市場委員会)です。その結果を受け、21日の外国為替市場での円相場は一時100円31銭と8月26日以来ほぼ1カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けました。

では2つの会議の内容をみていきましょう。まず日銀の金融政策決定会合です。日銀は金融政策決定会合で、長期金利の水準を政策目標とする新たな枠組みを導入すると決めました。これまでの国債買い付け等の量的緩和に拘った金融政策から、新たに長期金利に対する目標を導入するということです。具体的には10年物国債の金利を0%前後に調整するということになるようです。発表当初は市場から好意的に受け止められたこの変更ですが、一時的に広がった円売り・ドル買いの流れは欧州市場で失速。ニューヨーク市場でも円を買う動きが広まることになりました。なお、今までの国債やETFの買付、マイナス金利は今のところ変更はせず緩和方向の流れは急には変えないとのことです。

そしてFRB(米連邦準備理事会)が開いたFOMC(米連邦公開市場委員会)です。こちらは大方の事前の予想の通り追加利上げが見送られました。イエレン議長は会合後の記者会見で経済指標の改善が続けば年内利上げを見込むと述べてましたが、声のトーンなどから年内の利上げに対してなお慎重なのではないか、と捉えた専門家もいたようです。日銀の金融政策決定会合と合わせて円は買われることになりましたが、米国の株価は安心感を得て上昇しています。

NYダウやS&P500といった米国の株価指数は利上げの見送りで前日比1%程度上昇しています。これに対して日経平均株価は、日銀政策決定会合の発表からの上昇でピークでは16,823円63銭といった高値をつけましたが、その後の欧州市場、米国市場ではふるわず先物価格は16,490円まで下がっています。根本的な政策は日米ともに変わっていないということで結果的には相場に急激な変動はもたらさなかったということになるでしょう。

次に相場の関心事になるのは11月8日に行われる米国大統領選でしょう。こちらは金融政策どころか世界のこれからを決めるといっても過言ではないイベントです。関連ニュース次第で大きく相場が動く可能性もあるので注意していきましょう。

 

カテゴリーから記事を探す