マイホームは資産?【不動産】
2016.8.31

株式会社AWARDの渡邉です。マイホームを買うと資産になるから、というセールストークで家を購入なさる方がいらっしゃいます。

マイホーム=資産

という考え方は正しいのでしょうか?マイホームの資産性を考えるときには、その家が市場でいくらで売れるかをまず考える必要があります。例えば4000万円のローンを組んでマイホームを購入したとしましょう。その購入した家をすぐ売却した場合に3500万円でしか売れないのだとしたら、実質的には購入した瞬間に500万円の負債を持つことになります。逆に1年後に景気が良くなって4500万円で家が売れるとしたら、その時には500万円の資産を持っていることになります。つまり購入時から家の価格が上がるか下がるかによって資産性は変わってくるいうことです。

ただ、ローンの返済は毎月していくことになるでしょうから、そのうちの元金分だけローンは減っていくことになります。ローンが減るということは負債となっている部分が減るということになるので、実質的には少しずつ『マイホームという銀行口座の中に貯金をしているような状態』になるということです。最終的には家は自分のものになるんだから良い、と考えられる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、ローンの返済を貯金とみなすと効率を悪くしている部分が2つあります。それは、

・利息の支払い
・経年劣化による家の価値の減少

です。毎月のローン返済には利息部分が乗っかっています。いかに低金利時代と言えども、現金で買った場合には払わなくても良いお金を支払っていることになりますし、貯金としてローンの額を減らす効果があるのは元金部分のみです。

さらにローン返済を続けて貯金ができていると思ったら、経年劣化で家の価値が落ちるという問題も起きてきます。シンプルに言うと4000万円の家をローンを組んで買って、【4000万円+利息】を35年かけて支払った後に残る家の価値は4000万円ない、ということです。マンションの場合でも戸建の場合でも、かなり価格は下がっていることが予想されます。多くの場合では半額以下になっているでしょう。

では、マイホームは買わない方がお得なのか?そう質問された場合には、どんな家かによる、とお答えします。次回はわたし自身が買うとしたらどんな家を買うか、という視点で書いてみたいと思います。

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