GPIFの運用損失5.3兆円の意味【年金】
2016.8.19

株式会社AWARDの渡邉です。昨日は日本人が世界でも有数の長生き国家であることが紹介されていたかと思います。そんな日本国民を支えるのが、年金です。毎年、保険料を納めることで将来給付を受けることができるはずですが、、、年金の財源となるお金を運用している機関では、大きな損失が出ているようです。

GPIF(年金積立金管理運用行政法人)という機関が公的年金の運用を担当しており、先月末である7月29日に平成27年度の運用実績が発表されました。昨年は日本、世界ともに株式市場は荒れていたので損失が出ていることは元々予想されていましたが、結果は、、、

「5兆3098億円の赤字」

だったとのことです。わたしたちの年金が5兆円以上も運用の失敗で減ってしまったの??と不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。元々年金というのは賦課方式という現役世代が納めた保険料が、そのときの年金受給者への支払いにあてられる仕組みで運営されています。そしてGPIFが運用しているのは、緩衝材となる部分のお金でありすぐに年金が減るという訳ではありません。しかし、過去に国民から納められてきた年金財源が減ってしまっているというのは決して嬉しい話ではないですよね。

ただし、GPIFがこのようなリスクの高い運用を始めたのは、少子高齢化の影響でリスクを取らない運用をしていても最終的に財源がジリ貧になっていくことが分かっていたのが理由となっています。あまり短期的な利益・損失で一喜一憂しても仕方ないのに加え、GPIFの運用成績に関わらず、今後の年金が今まで通り支払われ続ける可能性は非常に低いという考えはひとりひとりに必要です。では将来のために何をすべきか?それは自分自身で年金のかわりになる資産をしっかり構築しておくこと、というのが答えになるのではないでしょうか。

なお、現在GPIFの基本ポートフォリオと呼ばれる資産構成割合は、

国内債券:35%
国内株式:25%
外国債券:25%
外国株式:15%

となっています。このように資産全体のうち50%程度は株式を保有しているんですね。7月29日の発表では、実際にどのような銘柄を保有しているかも発表されていましたので、次回はそちらを紹介させて頂こうと思います。

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